2022年8月1日
8月スタートで相場感が変わるのか!? 「8月1日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週は円高が一気に進み、ドル円は137円台から132円台までイッキに5円の調整が入りました。
月末要因や日銀の出口戦略発言などから円高が進んだと見られています。
先週の調整が終わり、本日から8月に入ったことで方向性が変わるのか注目。
また、欧米は夏休みに入っているので指標発表時など以外はあまり動かない相場になるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)円高リスク
先週はリバランスと日銀の出口戦略発言で円高が進みました。
ここ数か月間で進んだ円売りポジションを、欧米が夏休みに入る前にポジションを解消したために円買いが起きたとの見方が出ていました。
8月に入りお盆くらいまではポジション調整の動きが出てくる可能性があるので要注意です。
また、先週は次期日銀総裁候補である雨宮日銀副総裁が日銀の緩和政策について出口戦略について考える必要があると発言したことも円買い加速の要因となっています。
また、今まで円売りにポジションが傾き過ぎていたことで、ストップロスを巻き込んだことも円高が進んだ要因かもしれません。
今週も先週の動きを継続して円高に行く可能性もあるので要注意です。
今週から8月に突入したことでリバランスの円買いが終わり、再度円安が再開される可能性もあるのでしっかりと見極めたいと思います。
基本的には貿易赤字による円安要因は変わっていないので、円安が再開する可能性にも注意しておきたいと思います。
2)経済指標
ISM製造業景況指数
米国は物価高などから景気後退が懸念され、先週発表されたGDP(速報値)はマイナス成長になり、2期連続のマイナス成長でリセッションが確定となりました。
今後も景気が後退し続けるのか、景況感が注目されています。
先日発表された製造業・サービス業・総合PMI(速報値)は好不況の分岐点となる50を下回っています。
ISM製造業景況指数が好不況の分岐点となる50を割り込むようだと、本格的にドル売りが進むのではないかと注目しています。
製造業PMI(改定値)
先日発表された速報値で、欧州の製造業は予想を下回る結果となり、好不況の分岐点「50」を下回っています。
本日の改定値でさらに予想を下回るような結果が出てくると、欧州の景況感の悪化からユーロ売りが進むのではないかと注目しています。
また、米国は製造業PMI(改定値)の発表後にISM製造業景況指数が発表されるので、注目はISM製造業景況指数に集まると思っています。
◎本日のイベントスケジュール
8月1日(月曜日)
10:45 CNY 財新製造業PMI
16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数