8月08日の注目点と見通し!

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2018年8月8日

8月08日の注目点と見通し!

記事を書いた人:岡ちゃんマン

8/8(水曜日)

08:50 JPY 日銀 主な意見公表(7/30・31日分)
10:30 AUD 住宅ローン
12:00 NZD 予想インフレ率
12:05 AUD ロウRBA総裁発言
時間未定  中国貿易収支
21:30 CAD 住宅建設許可件数
21:45 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
23:30 USD 原油在庫量

8/9(木曜日)

日米通商協議(ワシントン)

02:00 USD 10年債入札
06:00 NZD 政策金利発表
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

 

今日の注目点

 

 昨日、22会合連続で据え置きを発表したRBAですが、本日はロウRBA総裁発言が予定されています。

昨日は金融政策発表後、中国株価(上海総合指数)の上昇を追い風に豪ドルは上昇。

その後、時間足レベルでのレンジ上限”0.7450”付近で頭打ち。

今日の総裁発言で、もう一段の上昇、上抜けブレイクできるか注目です!

 ただ、日足レベルで見ると、下落チャネルの中を階段状に下落しています。

もう一段の下げ余地は、十分に考えられます。

 

※昨日のRBA金融政策決定会合の声明文は昨日の振り返りにまとめます。

 


AUD/USD 時間足チャート

 

 


AUD/USD 日足チャート

 

 

その他、経済指標では”NZインフレ予想”と”中国貿易収支”です。

米中貿易戦争が悪化している中、中国貿易収支が発表されます。

今朝、米当局から中国からの輸入品160億ドル相当への関税を最終決定(8月23日発動)との報道が伝わってきています。

貿易収支の内容だけではなく、米中の貿易・関税に関する発言に注意が必要です。

 

 

ドル円に関しては、ジリジリと円高に進んできています。

時間足で見ると、三角持ち合い下圧力がブレイクしそうに見えます。

ただ、すぐ下に節目があることから、一旦サポートされる可能性が高いです。

ファンダ面では、明日に日米通商協議を控えています。

また、午前2:00には米10年物国債入札が予定されています。

日米金利差にも注意したいです。

 


USD/JPY 時間足チャート

 

 

 

昨日の振り返り

 

 

昨日買われた通貨はAUD、売られた通貨はCAD。

 

オーストラリア準備銀行(RBA)金融政策決定会合

政策金利を1.50%に据え置くことを決定。
据え置きは市場予想通り。

オーストラリア準備銀行(RBA)声明
「低水準の政策金利が豪経済を引き続き支えている」
失業率の低下とインフレの目標達成にさらなる進展が期待されるが、進展は緩やかである可能性
「政策スタンスを変更しないことが経済の持続可能な成長と、時間をかけてインフレ目標を達成することに一致すると判断」
世界的な見通しに関する一つの不確実性は、米国における国際貿易政策の方向性に起因している
「RBAによる豪経済の中心的な見通しは変わっていない」
「GDP成長率は2018年と2019年に3%を少し上回ると予想」
「最近のインフレデータはRBAの予想に沿ったものだった」
「過去1年間でCPIは2.1%上昇し、基礎的インフレも2%に近くなった」
「RBAの中央予測では2019年と2020年のインフレ率は現在よりも高くなる」

上記声明文以外にも、主要産業である石炭・LNG価格の上昇傾向。貿易黒字拡大が実需面で豪ドルを下支えとの見方。(レッグ・メイソン・アセット・マネジメント)

 

カナダはサウジアラビアとの貿易・投資凍結が悪材料、7月カナダIvey購買部協会景気指数が61.8と前月の63.1から悪化したことも懸念され売られたのではないか!

 

ユーロは最近の下落の調整もあり、一旦の上昇。

ただ、イタリア・スペインの政治不安は継続していることから、下目線は継続。

 


EUR/USD 時間足チャート

 

 

トルコ代表団が渡米(ワシントン訪問)し交渉。米側と事前合意との報道で、トルコリラ売りは一服。

ただ、米外務省は
「トルコと事前合意などありません」
「何らかの合意があればブランソン牧師はとっくに釈放されているだろう」
とコメントを発表。

近日中には結果が出るとは思いますが、結果次第ではトルコリラは暴落。

トルコ円の20円下には、大きなストップが貯まっていると思われ、ストップを巻き込み大きな下落が予想されます。

「節目である1リラ=20円前後に、FX投資家の損切りのマグマが膨らんでいる可能性がある」と指摘。「足元の急速なリラ安が続けば、今晩そのトリガーが引かれてもおかしくない」と懸念を強める。(野村証券の中島将行氏)

 


TRY/JPY 日足チャート

 

 

今日の戦略とポジション

EUR/USDのShortはホールドしています。

USD/JPYが下にブレイクしたときは、少しブレイクの勢いでShortポジションを持ち、”110.70”あたりを注目したいです。

CAD/CHFのLongは、建値を割っていないので、追加のポジションだけを利確してコアポジションはホールドしておきます。

 

 

昨日の要人発言

茂木経済再生相
「FFRを通じて建設的な議論をしたい」
「TPPが米国経済や雇用にプラスだと話したい」

麻生財務相
「米国のイラン制裁、今後金融取る引きに影響する可能性がある」

中国国家外為管理局(SAFE)
「外貨準備高は全体的には安定している」

中国人民銀行(PBOC)当局者
「PBOCは昨日、人民元に関して銀行と会合し、集団行動を取らないよう促した」

マカファーティ英MPC委員
「経験則で言えばこれからの数年間で数回の利上げをするのは妥当
「住宅価格の年3%の上昇は、以前見てきたものよりも持続可能」

 

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