2018年8月16日
8月16日(木曜日)の注目点と見通し!
記事を書いた人:岡ちゃんマン
8/16(木曜日)
08:50 JPY 貿易収支
10:30 AUD 雇用者数増減・失業率
17:00 NOK ノルウェー政策金利発表
17:30 GBP 小売売上高
18:00 EUR 貿易収支
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業指数
8/17(金曜日)
07:30 NZD 四半期PPI
08:30 AUD ロウRBA総裁発言(半期に1度の議会証言)
※ は指標トレード予定
◎本日の注目点
注目点は4点です。
1点目は、日・欧貿易収支です。
現在貿易・関税戦争が注目されています。
貿易収支の結果は、新たな火種になりかねないので、要注目です。
2点目は、本日・明日とオージーの重要イベントが控えています。
オーストラリアは、米中貿易戦争・中国株価の影響を受けてAUDは下落中です。
上記AUD/USDの週足・日足・時間足、どのチャートを見ても下落しています。
本日の雇用統計の結果も重要ですが、明日のロウRBA総裁の議会証言は特に重要です。
上記オージー安について、どのような見解を示すか注目です。
「オーストラリアは資源輸出・観光国。通貨安は歓迎」
「通貨高の時は通貨高懸念発言も」
「インフレ目標は2%前後」
「次の一手は利上げ」
「利上げ時期は未定」
今までの代表的なRBAのスタンスです。
3点目は、米国vsトルコのヘッドラインには注目です。
現在、市場が最も気にしている材料です。
トルコは米国に対して、報復関税・追加関税を発表。
内容は、乗用車が120%、アルコール飲料は140%、葉タバコは60%。その他にも化粧品・コメ・石炭なども2倍に引き上げ。
金額にして、5億3300万ドル程度となる見込み。
トルコは米国に対して引くことができないので、中国・ロシア・欧州に対して支援を求めていましたが。
昨日、カタールがトルコに対して150億ドル(約1兆6千億円)の直接投資を表明しました。
トルコに対して、マイナス要因の多い中、直接支援のニュースはトルコリラ買い(緊張の緩和)に反応しました。
トルコリラは1ドル ”6リラ” を挟むレベルまでリラ買いが進みました。
ただ、昨日・一昨日とトルコ側からの発言や報復関税が出ていますが、トランプ大統領は静かです。
トランプ大統領・米国からの反応が気になるところです。
4点目は、米ドルに対して中国人民元が最安値に近づこうとしています。
米国は通貨安誘導を厳しく非難します。
人民元は対ドルに対し最安値に近づきつつあります。
中国人民元の推移と米国の反応に注目です。
◎保有中のポジションと本日の戦略
EUR/USDのShortはホールドしています。
本日もトルコ中心に米中貿易戦争、イラン、サウジ、欧州、英国の地政学リスクが注目しながら、チャンスがあればトレードしたいと思います。
ただ、相場は閑散としているので無理な取引はしないようにしたいと思っています。
あと、注意したいのがフランです。
スイスフランは介入を許された通貨です。
トルコを中心とした世界的リスクオフが、安全通貨のフラン買いが進んでいます。
昨日もフラン高懸念と介入発言が出てきています。
対ユーロの水準には注意したいと思います。
ドル円は、上値が重い状態は続きます。
カタールのトルコ支援で若干のリスク緩和したものの、長続きはしませんでした。
リスクが若干緩和した段階では、円安に振れましたが、すぐに戻しています。
上値も重い、下は底堅いとレンジ相場が続きそうです。
その他注目したいのは、長期金利はしっかりチェックしておきたいと思います。
中でも、日米金利差と独伊金利差、トルコの長期金利は要チェックです。
◎昨日の要人発言
麻生太郎副総理兼財務・金融相
「サマータイム導入はいろいろな意味で悪い話ではない」
「円もユーロもあまり大きな動きはない」
「トルコリラ下落、注目してみなければならないと思っている」
オクタイ・トルコ副大統領
「米政権による経済への意図的な攻撃に対し、一部米製品への関税
南ア準備銀行(SARB)
「インフレの主なリスクは通貨安、原油の高騰とインフレ率より高
ツアブリュック・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)副総裁
「足もとのスイスフラン高は為替市場が依然として脆弱であること
「不安定な状況がスイスフラン買いという安全策に導いている」
「現在の状況はマイナス金利や為替介入の必要性を証明している」
トルコ大統領報道官
「トルコリラのさらなる反発を望む」
「トルコ経済の正常化を見込む」
格付け会社ムーディーズ
「南アの財政改革は緩やか、しかし中期目標はいまだに達成可能」
ショルツ独財務相
「ユーロの規制緩和、欧州委員会で検討も」
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