ADP雇用統計、失業保険申請件数、FOMC議事要旨に注目! 「1月8日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > ADP雇用統計、失業保険申請件数、FOMC議事要旨に注目! 「1月8日の注目点とイベントスケジュール」

2025年1月8日

ADP雇用統計、失業保険申請件数、FOMC議事要旨に注目! 「1月8日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は12月米ISM非製造業景況指数が54.1と予想の53.3を上回ったほか、11月米JOLTS求人件数が809.8万件と予想の770.0万件よりも強い内容だったことが分かると、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.6972%前後と昨年4月26日以来の高水準を記録すると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが活発化しドル買いが進みました。

 

本日はADP雇用統計や失業保険申請件数、FOMC議事要旨など米指標が多数予定されています。

結果次第でドル買いが進みドル円は高値を更新した場合、口先介入・円買い介入の可能性が高まります。

指標結果と口先介入に注意しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

ADP雇用統計

FRBは雇用市場に注目しており雇用統計に注目が集まっています。

週末の雇用統計の前哨戦としてADP雇用統計の結果に注目。

市場予想や前回値よりも弱い結果となれば週末の雇用統計も弱い結果となるのではないかとの観測に繋がりドル売りが進むのではないかと思います。

 

 

 

米失業保険申請件数

FRBが雇用市場に注目している中、毎週発表されることで雇用指標の先行指標として注目されている失業保険申請件数に注目です。

特に失業率に繋がる継続申請に注目です。

継続申請が増えているようであれば、今後の失業率が悪化する可能性が高まり、ドル売りが進むのではないかと思います。

 

 

 

FOMC議事要旨(12月18日分)

12月のFOMCは一時据え置きになるのではないかと予想されるほど注目度の高いFOMCとなりました。

どのような議論がされ利下げが決定されたのか、ターミナルレート(利下げの最終水準)はどのように考えているのか、議事要旨の内容に注目したいと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

トランプリスク

今月20日に大統領就任が決まっているトランプ次期大統領の発言に注目が集まっています。

特に関税に関する発言や移民に関する発言、その他外交日程などに注目が集まっています。

トランプ次期大統領の発言で株価や金利に影響が出る可能性があります。

また、各国中銀(特に日銀)はトランプ政権次第で金融政策に影響すると考えているのではないかと思います。

トランプ政権に関する中銀関係者の発言にも注目したいと思います。

 

 

 

円安・介入警戒

ドル円は一時158円付近まで進み、財務官や財務相から円安けん制発言が出てきています。

158円を超えて160円が近付くと口先介入や実弾介入が警戒されます。

特に今週は取引量が低下しているため、口先介入や実弾介入は大きく効果が出るのではないかと思います。

口先介入のレベル感に注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月8日(水曜日)

 

19:05 GBP ウッズBOE副総裁発言

22:15 USD ADP雇用統計

22:30 USD 失業保険申請件数

22:30 USD ウォラーFRB理事発言

 

 

1月9日(木曜日)

 

00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

00:30 USD 原油在庫量

02:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

03:00 USD 米10年債入札

04:00 USD FOMC議事要旨(12月18日分)

09:30 AUD 豪小売売上高

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND