昨日はフランスのHICP(消費者物価指数)が予想を大きく上回る結果から、ECBの早期引き締め期待に繋がりユーロ買いが進む結果となりました。

RBA理事会は予想通りQE(量的緩和)の終了が発表されました。
ただ、利上げに関しては消極的、物価目標達成にはまだ時間がかかるとの内容だったことから、発表後は豪ドル売りで反応しました。

 

本日も注目の指標が予定されており、大きく動く可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

◎本日の注目点

 

１）経済指標

 

ADP雇用統計

FRBの年内利上げ回数が注目されている状況で週末の雇用統計に注目が集まっています。

本日は前哨戦としてADP雇用統計の発表が予定され注目されています。

オミクロン株の影響で下振れするのではないかとの噂もあります。

結果を受けて年内利上げ回数に上乗せがあるようであれば金利は上昇し、ドル買いが進むのではないかと考えています。

 

 

 

ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

先日のドイツHICP(消費者物価指数)、昨日のフランスHICP(消費者物価指数)が予想以上の物価上昇を見せたことで、ECBが早期に引き締めするのではないかとの思惑が進みユーロ買いが出ています。
本日のユーロ圏HICP(消費者物価指数)も予想を上回る結果になるようであれば、さらにユーロの買いに繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

２）OPECプラス閣僚級会合

 

原油価格の上昇は燃料コストとしてインフレが進む要因の一つとして注目されています。

本日はOPECプラス閣僚級会合が予定され、増産計画について議論されます。
原油価格が高騰している状況ですが、OPECプラス閣僚級会合では現状の増産計画を維持するのではないかと見られています。

仮に増産計画に上乗せ増産が発表されれば原油価格は下落するのではないかと注目しています。

また、本日は原油在庫量の発表も予定されており、原油価格が大きく動くのではないかと注目しています。

原油価格が大きく上昇した場合はインフレが進み、引き締めに動くのではないかとの観測に繋がるのではないかと考えています。

原油価格と併せて金利にも注目しておきたいと思います。

 

 

 

３）リスク要因

 

ウクライナ情勢

昨日の米露外相会談も解決策は見つからず平行線をたどっています。
ウクライナを巡るロシアとの関係で、制裁発動となるのかヘッドラインに注目です。

 

また、金利上昇による株価下落リスクにも注意しています。
雇用統計や原油価格から金利の動き、株価の動きに注目です。

 

日本の10年債利回りにも注目しています。
少しづつ金利が上昇しており、日銀のYCC(イールドカーブ・コントロール)ターゲット0.2%に近づいています。
日銀による指値オペが実施されないか、指値オペに関して発言が出てこないか注目しています。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

2月2日(水曜日)

 

OPECプラス閣僚級会合

シンガポール・香港・中国市場休場（旧正月）

 

10:30　AUD　ロウRBA総裁発言

19:00　EUR　ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

22:15　USD　ADP雇用統計

 

 

2月3日(木曜日)

 

00:00　CAD　グラベルBOC副総裁発言

00:30　USD　原油在庫量

05:00　CAD　マックレムBOC総裁発言

09:30　AUD　豪貿易収支

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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