2023年4月5日
ADP雇用統計・ISM非製造業景況指数に注目! 「4月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は英中銀主席エコノミストの発言から追加利上げの期待が高まりポンドが上昇、節目を抜けたことで一気にポンド買いが進みました。
RBA理事会は利上げを停止、声明文もハト派内容となったことから利上げは終了と受け止められ豪ドル売りで反応しました。
米国ではJOLT求人件数が市場予想を下回り、景気悪化が懸念されドル売りが進み、ドル円は一時131.50円まで下落しました。
昨日のJOLT求人件数が市場予想を下回る結果となったことで、本日のADP雇用統計とISM非製造業景況指数に注目度が高まっています。
目次
◎本日の注目点
1)RBNZ理事会
注目度:高い
織り込み度:0.25%利上げを大方織り込み済み
バイアス:特になし
ポイント:次回の利上げについて
金融不安も落ち着きを取り戻してきていることから、市場予想通り0.25%利上げが実施されると思います。
注目は声明文で、前回の声明文では「金融状況
お隣の豪州では利上げ停止が意識されており、NZの利上げ終了が近付いているのかに注目が集まっています。
声明文の内容がハト派に変化が見えるようであればNZドルの上値は重くなるのではないかと予想しています。
2)経済指標
ADP雇用統計
米国のインフレ要因の1つに人手不足があるため、雇用統計に注目が集まっています。
週末のNFP雇用統計の前哨戦としてADP雇用統計の結果に注目です。
どの程度市場予想を上回る雇用者数が出てくるのか、それとも予想を下回る結果になるのか注目です。
昨日のJOLT求人件数が市場予想を下回ったことでADP雇用統計も下振れるのではないかと注目が集まっています。
ISM非製造業景況指数
ISM非製造業景況指数は非製造業(サービス業)の企業に対して、今後の景気について質問し結果を指数化したもので、景気の先行指標として注目されています。
消費大国の米国はGDPのうち消費が占める割合が大きく、非製造業(サービス業)の景況感は重要視されています。
ISM非製造業景況指数の市場予想は好不況の分岐点「50」を上回る54.5が予想されており、結果が予想を下回るのか、50を割り込むことがないのかに注目しています。
金融不安が広がっただけに、消費意欲が低下しISM非製造業景況指数の結果が50を割り込むような結果になるとイッキに景気後退が懸念される展開になるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
4月5日(水曜日)
中国、香港(清明節)、休場
11:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文
11:30 AUD ロウRBA総裁発言
12:00 NZD オアRBNZ総裁発言
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
18:15 GBP テンレイロBOE外部理事発言
18:15 EUR ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、バスレ・スロベニア中銀総裁発言
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 米貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
23:30 USD 原油在庫量
4月6日(木曜日)
10:30 AUD 豪貿易収支
10:45 CNY 財新サービス業PMI