2018年10月16日
Brexit交渉期限間近! 関連発言に要注意 ~10月16日の戦略~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎保有中のポジションと戦略
EUR/USDのShortポジションは、コアポジションのみ保有中。 イタリアの予算案、メルケル政権、Brexit交渉とネガティブ要因の多い欧州です。 ユーロは売り目線で考えていますが、ドル安によってEUR/USDは上昇しています。 注意したいのが、時間足チャートのフィボ(黄)の61.8%で反発しています。 上昇の押し目なのか!? それともダブルトップ形成で再下落スタートか!? どちらにいくか注目しています。 ドルの行方に注目したいと思います。
AUD/USDのShortポジションはホールド。 為替報告書と中国に対する対応が注目点ですが、ネガティブ要因が出ることはあっても、ポジティブ要因が出ることはないと想定しています。 なのでAUD売りで戦略を考えていますが、先週末はドル売りが強かったためAUD/USDは上昇しています。 上記と同じようにドルの行方に注目したいと思います。 時間足チャートでフィボ(緑)61.8%で反落出来るか注目です。 再度安値を試しにいくようであれば、追加ポジションを検討します。 本日はRBA理事会議事要旨が発表されます。
昨日のカナダBOCの業況判断が、かなり強気であったことでカナダドルが買われています。 状況を見極めて加ドル買い戦略を検討したいと思います。 今検討中は、AUD/CADのLongかUSD/CADのShort、CAD/JPYのLongのどれかで考えています。
◎本日の注目点
1)Brexit交渉と英国・EU
Brexit交渉の期限が迫る中で、幾つもの思惑の発言が出てきます。英国側でも強硬派とメイ首相と北アイルランドでは言い分や思惑が違います。 欧州側でもBrexit交渉ばかりに目を向けていられる状況ではなくなってきています。 週末のEU首脳会議まではヘッドラインに注目しておきたいと思います。
2)イタリア予算案
イタリアの予算案が提出期限が来ています。 Brexit交渉関連発言の影に隠れていますが、予算案が通らなかった場合にイタリア政府は予算案の修正に応じるのか? 注目しています。 また、月末には格付けが待っています。 予算案を巡る報道に注目です。
イタリア予算案を巡ってユーロは乱高下! 何が問題なの?を解説
3)為替報告書と為替条項
日本は為替報告書で、監視リスト入りしています。 中国の操作国認定が注目されています。 米国と中国の対応に注目しています。 また、最近懸念事項としてよく耳にするのが、為替条項です。 NAFTAの再交渉の中で、カナダやメキシコは再交渉の中で為替条項が入ったと言われています。 日米通商協議が続いている中、為替条項を設定されるか注目されています。
◎本日のイベントスケジュール
10/16(火曜日)
09:30 AUD 金融政策決定会合議事録(10/2分)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
17:30 GBP 雇用者数増減・失業率
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
21:00 HUF ハンガリー公定歩合発表
21:30 USD 鉱工業生産
◎昨日の記録室
昨日の長期金利、株価、要人発言は以下を参照ください