昨日も米国株で今年4回目となるサーキットブレーカーが発動しました。

ダウ平均は20000ドルを割り込み、トランプ大統領が就任してからの上昇分を全て戻しました。

-5%の下落、-1000ドル下落、サーキットブレーカー発動などが当たり前に感じられるようになってきました。

 

欧州株も下落を続けている状況で、ECBは緊急理事会を開き、日本時間19日8:00頃に7500億ユーロの緊急追加緩和を発表しました。

時間外取引でドイツ株DAXは上昇、つられてユーロも上昇しています。

 

 

◎本日の注目点

 

１）株価下落

 

各中銀が緩和政策を発表していますが株価の下落が止まりません。

特に、大規模支援策を発表した米国でも株価の下落は止まらず、ダウ平均は節目となっていた20000ドルを下回り取引を終えています。

 

先ほどECBが7500億ユーロの追加緩和を発表したことでドイツ株DAXが時間外取引で急上昇。

緩和政策は一般的にユーロ売りになるところですが、株価上昇に反応しユーロ買いに繋がっています。

 

金融政策・財政政策・コロナウイルスの収束などの効果が出てきて株価が反発してくると、為替市場・債券市場も反発してくると思われます。

各国株価、特に米株に注目です。

 

 

 

２）スイス中銀

 

世界中の中銀が緊急金融政策を発表する中、スイス中銀だけが沈黙を保っています。

主要国の中でもスイス中銀だけが、まだ金融政策を発表していません。

本日、スイス中銀による政策金利と声明文が発表されます。

 

政策変更があるのか、これからをどのように見通しているのか、発表される政策と声明文に注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月19日(木曜日)

 

09:30　AUD　豪雇用者数増減・失業率

12:30　AUD　RBA緊急理事会・政策金利発表

14:00　AUD　ロウRBA総裁記者会見

17:30　CHF　スイス中銀(SNB)政策金利・声明文発表

20:00　TRY　トルコ政策金利発表

21:30　USD　フィラデルフィア連銀製造業景況指数

21:30　CAD　カナダ新築住宅価格指数

 

 

 

 

 

 

 

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