2020年9月6日
ECB・BOC政策金利の発表に要注目! 「9月7日週の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週は自民党総裁選の方法が決まり、次期総裁も菅官房長官で決まったのではないかという状況で、マーケットも菅首相を織り込んだのではないかと思う。
アベノミクスを引き継ぐことで金融政策や財政政策は引き継がれると思われ、株価は安倍首相が辞任発表する前の水準まで戻しました。
米株はナスダックなどハイテク株を中心に大きな下落となりましたが、日経平均は何とか23000円台をキープできています。
目次
◎今週の注目点
1)政策金利
今週はカナダとECBの政策金利発表が予定されています。
ECB理事会では追加緩和の可能性が注目されている。
特に最近のレーンECB専務理事の発言からはユーロ高懸念の発言が出てきており、理事会や記者会見でもユーロ高懸念が出てくるのではないか、ハト政策・緩和政策が出てくるのではないかと注目されています。
BOC・カナダ中銀は据え置きが予想されており、声明文で今後の金融政策や経済見通しについてどのような内容が出てくるか注目です。
カナダドルは先物ポジションでショートが溜まっていることから、声明文の内容によってはカナダドルの調整買いが出てくるのではないかと注目しています。
2)株価
先週、米株はハイテク株を中心に下落、ナスダック100指数は一時5%超の下落、ナスダック総合は一時、2日に記録した過去最高値から最大9.9%下落するなど大幅な下落となっています。
金曜日のNY市場後半では、金融株や景気敏感株などに押し目買いが入り全体の支えとなりました。
株価の下落は調整なのか?
それとも二番底に向けた下落なのか?
どちらの方向に進むのか、今週の株価の動向に注目です。
3)英FTA交渉
今週8日からは米国と英国で第4弾のFTA交渉が再開されます。
また、英国とEUの離脱交渉も先週から始まっていますが、難航しており1歩も進んでい状況。
今週もFTA交渉に関する発言や、ヘッドラインが出てくるのではないか?
また、発言やヘッドラインにマーケットが反応するのかに注目です。
◎今週のイベントスケジュール
9月7日(月曜日)
米・加休場(レイバーデイ)
12:00 CNY 中国貿易収支
16:30 GBP Halifax住宅価格指数
9月8日(火曜日)
08:50 JPY 日本GDP(4~6月期)(改定値)
10:30 AUD 豪NAB企業信頼感指数
15:00 EUR ドイツ貿易収支
15:45 EUR フランス貿易収支
18:00 EUR ユーロ圏GDP(4~6月期)(改定値)
9月9日(水曜日)
04:00 USD 米消費者信用残高
09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
14:45 CHF スイス失業率
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:45 CAD カナダ住宅着工件数
23:00 CAD カナダ中銀政策金利・声明文発表
9月10日(木曜日)
15:00 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコ失業率
16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
20:45 EUR ECB理事会・政策金利・声明文発表
21:30 EUR ラガルドECB総裁記者会見
21:30 USD 新規失業保険申請件数
9月11日(金曜日)
ユーロ圏財務相会合
00:00 USD 原油在庫量
01:30 CAD マックレムBOC総裁発言
15:00 GBP 英GDP
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR バイトマン・ドイツ連銀総裁、ビルロワ・フランス中銀発言
21:00 EUR レーンECB専務理事発言
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
9月12日(土曜日)
EU財務相会合
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD 米月次財政収支
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