ECB理事会・GDP(速報値)に注目! 「1月30日の注目点とイベントスケジュール」

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2025年1月30日

ECB理事会・GDP(速報値)に注目! 「1月30日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はカナダ中銀が市場予想通り0.25%の利下げを決定し、QT(量的引き締め)の終了を決定しました。

市場予想通りの決定だったため、カナダドルの反応は限定的でした。

 

注目されていたFOMCは市場予想通り据え置きを全会一致で決定しました。

声明文で労働市場についての認識を「概して緩みつつある」から「堅調」に修正し、インフレに関しては前回と同様に「幾分高止まりしている」し「2%の目標に向けて進展してきた」との表現を削除したことで、FRBが今後の利下げに慎重な姿勢を示したとの受け止めが進み米金利の上昇とともにドル買いが進みました。

ただ、その後の記者会見で、パウエルFRB議長はインフレに関する文言削除について「特に何かを示唆するものではない」と説明すると米ドルの上値を抑えました。

 

本日はECB理事会や米国のGDP(速報値)が予定されているので注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

ECB理事会

注目度:高い

織り込み度:0.25%の利下げを織り込み済み

バイアス:ユーロの上値重い

ポイント:欧州経済の見通しと利下げ見通し

 

ECB理事会では追加利下げが予想されています。

欧州は政治不安や地政学リスクにより景気後退が懸念されています。

また、トランプ政権による関税等も懸念されています。

景気後退をどの程度懸念しているのか、利下げ見通しがどの程度なのかに注目したいと思います。

ハト派色が後退するようであればユーロが底堅くなるのではないかと考えています。

 

 

 

2)経済指標

 

フランス・ドイツ・ユーロ圏GDP(速報値)

欧州は政治不安やウクライナなどの地政学リスクから景気後退が懸念されています。

景気後退が予想以上であれば追加利下げの可能性に繋がります。

今回は速報値のため予想と結果が乖離する可能性があるので、その点も注意しておきたいと思います。

 

 

 

米GDP(速報値)、失業保険申請件数

米国の経済状況を確認するためGDPの結果に注目です。

GDPの結果が強ければFRBの利下げ判断も慎重になると思います。

 

また失業保険申請件数は毎週発表されるため雇用指標の先行指標として注目されています。

失業保険申請件数の中でも継続申請が増えてくるようであれば失業率の悪化に繋がります。

逆に継続申請が減少していれば失業率の改善に繋がり、利下げ先送り期待に繋がるのではないかと思います。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月30日(木曜日)

 

15:10 JPY 氷見野日銀副総裁発言

15:30 EUR フランスGDP(速報値)

18:00 EUR ドイツGDP(速報値)

19:00 EUR ユーロ圏GDP(速報値)

22:15 EUR ECB理事会・政策金利・声明文

22:30 USD 米GDP(速報値)、失業保険申請件数

 

 

1月31日(金曜日)

 

08:30 JPY 東京都区部CPI(消費者物価指数)

09:30 AUD 豪PPI(生産者物価指数)

10:45 CNY 財新製造業PMI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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