2019年9月13日
ECB理事会終了、ユーロは底打ち、買いトレンド入りか!? ~9月13日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
注目のECB理事会が終了。 大方の予想はあっていましたが、QE(緩和政策)の期間が定められなかったことは予想外でした。
ただ、その後のユーロは予想通りの動きだったかなと思います。 あとは、この後の動きを見極めてタイミングを計り、ユーロ買い戦略を考えてみようかと思っています。
また、昨日は米中通商協議に関する発言で、、大きく上下に振り回される1日でした。 まだまだ、トランプ発言に振り回されそうです……
目次
◎本日の注目点
1)ECB理事会明け
昨日、ECBは利下げ+QE(緩和政策)導入+TLTRO3の変更+フォワードガイダンスの強化と、緩和策フルコンボだったのではないかと思います。 QE(緩和政策)については、ドイツ・フランス・オランダなど主要国が反対したようですが、ドラギ総裁が押し切った感じです。
ただ、マーケットの反応は、初動でユーロ売りに動いた後はユーロ買い戻しとなっています。 この後、ユーロにトレンドが出来るのか注目していきたいと思います。
2)長期金利
米10年債利回りが1.75%を超えてきています。 現在の米政策金利2.00%から、9月利下げ予定の0.25%を差し引くと、1.75%になります。 ということで、1.75%が注目されていましたが、超えてきています。 ここからさらに上昇していくようなことになれば、9月の利下げが怪しくなってきます。
また、現状の金利から見ると継続利下げは期待できず、トランプ大統領の反発が出てくることが予想されます。 金利の動向とトランプ発言に注目です。
3)その他リスク要因
・米中貿易戦争
・日韓関係
・北朝鮮ミサイル基地
・印パ、カシミール問題
・人民元安、韓国ウォン安
・イラク、中東問題
・Brexit合意なき離脱
特に米中貿易戦争に関しては、昨日から合意に関する発言が出始めています。 関連発言でマーケットが振り回されています。 米中発言やヘッドラインに要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
9月13日(金曜日)
EU非公式財務相理事会(13日・14日)
16:30 SEK スウェーデンGDP
18:00 EUR ユーロ圏貿易収支
21:30 USD 米小売売上高
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
9月14日(土曜日)
EU非公式財務相理事会(13日・14日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント