2022年4月7日
ECB理事会議事要旨と指値オペに注目! 「4月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日注目されていたFOMC議事要旨はタカ派な内容となっていました。
QT(資産縮小)は5月スタートが検討されており、金額も市場予想を上回る金額で縮小が検討されていました。
利上げ幅も0.5%利上げが検討されていましたが、ウクライナ情勢などを考慮し0.25%となったこともタカ派な内容の1つだと思います。
ただ、前日にハト派筆頭のブレイナードFRB理事がタカ発言してドル買いが進み、ドル円で1円上昇するなど織り込みが進んでいたことから、FOMC議事要旨が発表されてもマーケットの反応は限定的でした。
本日はECB理事会議事要旨が発表されます。
FRBの動きに追随しているのか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)ECB理事会議事要旨
先日の理事会でAPP(資産購入プログラム)の前倒し終了が示唆されました。
その後に発表されたHICP(消費者物価指数)も予想以上の伸びを示しており、物価高が懸念されています。
物価高を抑える為に年内の利上げがあるのではないかと注目が集まっています。
議事要旨の中で、年内利上げの可能性について議論されていたのかに注目が集まっています。
年内利上げの可能性に繋がる内容が出てくるようであればユーロ買いが進むのではないかと注目しています。
2)円安
日本の10年債利回りが再度上昇しており、また指値オペが実施されるのではないかと注目しています。
今週に入り円の動きは少しづつ落ち着きを取り戻していますが、指値オペが実施された場合は再度ボラティリティが高くなるのではないかと注目しています。
日銀から指値オペの通告があるのか、マーケットがどのような反応を示すのか、金利の上昇は続くのか注目しておきたいと思います。
3)要人発言
本日も要人発言が多数予定されています。
FRBは昨日のFOMC議事要旨でタカ派な内容が示されています。
先日のブレイナードFRB理事のタカ発言と併せて、FRBのタカ姿勢は織り込みが進んだのではないかと思います。
なのでFRBは、ハト発言が出てきた方が反応は大きくなるのではないかと思っています。
ECBや英中銀は、まだ織り込みが進んでない部分があると思うので、タカ派な内容が出てきた場合はユーロやポンド買いが出てくる可能性があるので注目。
あと、日本は円安けん制発言に注意しておきたいと思います。
4)リスク要因
ウクライナ情勢に関しては、西側諸国によるロシアの追加制裁に注目。
また、ロシアからの報復にも注目。
特にエネルギー資源関連は欧州経済に大きく影響することから、ユーロの上値を抑えるのではないかと注目です。
また、週末にはフランス大統領選がスタートし、極右政党のルペン候補の名前が挙がっていることからユーロの上値を抑えています。
選挙関連のヘッドラインでユーロが下落する可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月7日(木曜日)
10:30 AUD 豪貿易収支
20:30 EUR ECB理事会議事要旨(3月10日)
21:15 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
21:30 USD 米失業保険申請件数
22:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
4月8日(金曜日)
03:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁(23年投票権)、ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
05:05 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
08:50 JPY 日貿易収支
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