2020年10月15日
EUサミット開催で離脱協議は決着するのか!? 「10月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はEUサミットの草案が出てきて、合意なき離脱に関する内容があったことからポンドは急落。
その後、離脱協議の継続が示唆されるとポンドは反発上昇しています。
本日から始まるEUサミットで一旦の結果が出てくるとの見方から、神経質な動きが続いています。
目次
◎本日の注目点
1)EUサミット
昨日までに英国とEUの間で、離脱協議で合意出来ないまま離脱期限を迎えました。
本日から開催されるEUサミットで協議を継続するのか、それとも合意なし離脱で決定してしまうのか、ヘッドラインに注目です。
最大の注目点は協議の継続か決裂ですが、それ以外でも以下の点に注目です。
・漁業権について合意の可能性
・英国の企業に対する補助金問題
・司法権
上記3点が合意出来ていないポイントではないかと思われます。
なので、このポイントについて合意の見通しが立たないと協議継続という判断にいかないのではないかと思われます。
また、合意の見通しが立たないと協議継続しても時間だけ立って合意出来ないと思われます。
英国・EUともに上記ポイントについて、どのように発言が出てくるかにも注目です。
2)豪雇用統計
本日は豪雇用統計が発表され、注目は失業率です。
早朝にロウRBA総裁の発言で利下げを示唆したことで豪ドルは下落中。
失業率をはじめ、雇用環境が悪化しているようであれば年内の利下げの可能性が高まり、豪ドル売りのトレンドが出来る可能性が高まります。
雇用統計の結果と、追加の発言が出てこないか要注目です。
3)要人発言
本日も中央銀行関係者の要人発言が多数予定されています。
また、IMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会やG20財務相・中央銀行総裁会議も開催されていることから、こちらに関しても発言が出てくる可能性があります。
コロナの影響が大きく、各中銀で追加緩和や追加利下げ、マイナス金利が噂されています。
特に英国中銀ではEUからの離脱を控えてマイナス金利導入の可能性が高まってきていることから、発言内容に注目が集まっています。
また、欧州中銀は追加緩和について注目が集まっています。
発言内容でユーロやポンドの重しになる可能性があるので、発言と通貨の動きを合わせて注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月15日(木曜日)
EUサミット(英国が定める離脱協議期限)
IMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会(テレビ会議18日まで)
G20財務相・中央銀行総裁会議(テレビ会議)
09:30 AUD 豪雇用者数増減・失業率
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数
22:00 GBP カンリフBOE副総裁発言
22:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
22:45 CAD レーンBOC副総裁発言
23:10 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
10月16日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
00:00 USD クウォールズFRB副議長発言
01:00 EUR ラガルドECB総裁発言
03:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
06:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
07:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)
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