2018年9月28日
EU財政危機の再燃か!?イタリア予算案に注目 ~9月28日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎保有中のポジションと戦略
昨日の戦略通り、イタリア予算案とEURUSDのチャートが重なったので、Shortポジションを新規で持ちました。 ”1.1620”と”1.1560”に注目しています。 財政赤字GDP比2.4%という数字がどこまで問題視されるかにより、下落幅は変わってきますが、保有期間は1~2週間くらいを検討しています。
昨日エントリーしていた、ドル円はあと少しで利確ポイントだったのですが、、、 全戻し後の損切りとなりました。 昨日も書いていた通り、あまり自信はなかったのでストップをタイトにしておいてよかったと思います。 ドル円は、年初来高値を上値抜けしたので、とりあえずは114円の壁をチャレンジするのではないかと思います。
CAD/JPYのLongポジションはホールド中。 NAFTA再交渉のネガティブ材料が思った以上に下落反応しましたが、想定内の下落で落ち着き全戻し。 このまま、上昇してくれるのではないかと思います。 ポロズBOC総裁の、緩やかな利上げを示唆する発言も追い風となってくれるのではないかと思います。
その他、注目通貨はGBPとAUD。 GBPは先日の急落は、ほぼ戻しています。 余程の悪材料が出ないと下げ幅は限定的かと思います。 なので、ポンドにとってポジティブ材料が出たときは、短期的に乗っかってもよいかと考えています。
AUDは、米豪金利差や中国株価の影響で下値を探る状況です。 米金利の上昇や米中貿易戦争、中国株価に注目です。
◎今日の注目点
1)イタリア予算案
イタリア予算案の財政赤字GDP比2.4%という数字は、問題ありではないかと考えています。 今後、EUに提出したときに承認されない可能性があります。 そのため、当分の間はイタリア財政問題が注目されると思います。 個人的にはGDP比2%以内が妥協点ではないかと考えているので、2%以内に修正されるか注目したいと思います。
※GDP比2%は、個人的に決済するかどうかで注目している数字なので、EU規律の数字とは異なります。
2)通商協議の行方
日米通商協議は無事に通過した模様。 NAFTA再交渉は混迷していますが、今週末で合意できるか注目されます。 米中関税・貿易戦争については、改善の兆しは見えません。 対中に関しては、第4弾追加関税の計画は用意されています。 ただ、中国側は対米関税では勝負になりません。 今後中国側がどのような手に出てくるのか注目です。 また、米国が嫌がるのは人民元安ですが、これは資金流出のリスクもあるので中国にとっては諸刃の剣です。
人民元に限らずドル高が進んでいるので、通貨安政策非難の発言やツイートには注目・注意したいと思います。
3)英国、保守党大会
週末より保守党大会が開催されます。 党大会は大きな影響力があります。 また、与党保守党なので、メイ首相の進退やBrexit交渉強硬派の動向には注意したいと思います。
4)四半期末・月末・週末・実質五十日要因
仲値やFIX、各市場のオープン・クローズ近辺の時間帯は注意したいと思います。
◎週末の経済指標スケジュール
9/28(金曜日)
08:50 JPY BOJ主な意見公表
10:45 CNY 財新製造業PMI
15:45 EUR フランスHICP
16:00 EUR スペインHICP
16:00 TRY 貿易収支
16:30 SEK スウェーデン小売り
16:55 EUR ドイツ失業率
17:30 GBP 英GDP
18:00 EUR イタリアHICP
18:00 EUR 欧州HICP(消費者物価指数)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
21:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
22:20 GBP ラムスデンBOE副総裁発言
23:00 USD ミシガン大消費者信頼感指数
9/29(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
05:45 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
9/30(日曜日)
英国・保守党大会(30日~10月3日)
ニュージーランド、サマータイムに移行