2021年1月27日
FOMCでドルは上昇?下落? 「1月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はFOMCを控えて方向感に乏しい状況でした。
本日も東京・欧州市場はFOMCを前に、動きづらい状況が続くと思われます。
今週は米国で決算ラッシュでもあり、株価が大きく動く可能性があります。
株価の変動が為替に影響することも考えられるので注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
本日はFOMCが予定されていて、据え置きが予想されている。
注目ポイントは量的緩和の増額とフォワードガイダンスではないかと思っています。
先週からバイデン政権がスタートし、イエレン財務長官とFRBのタッグが注目されています。
なかでも追加の大規模財政政策と低金利政策に注目が集まっています。
ただ、大規模財政政策を行えば、国債の増発による金利の上昇が懸念されます。
今回のFOMCでは、金利が上昇したときに、金利を抑える為に量的緩和の増額(国債買い入れ額の増加)を行うのか注目されています。
また、大規模財政政策を行うことで景気の早期回復が見えてきた場合、テーパリングの前倒しがあるのではないかにも注目が集まります。
記者会見では、テーパリングなどに関するフォワードガイダンスにも注目が集まるのではないかと見ています。
量的緩和の増額が見えてくるとハト派サプライズで、金利は低下しドル安が進むのではないかと予想。
テーパリングの前倒しなどが見えてくるとタカ派サプライズで、金利は上昇しドル高が進むのではないかと予想。
FOMCの声明文や記者会見の内容と同時に、米金利の推移にも注目しておきたいと思います。
2)欧州リスク
以前よりユーロ高懸念発言が出ていましたが、反応は限定的でした。
ただ昨日は、一部
ドル安トレンドが一服していることもユーロが下落の追い風だったのではないかと思われます。
また、イタリアのコンテ首相が辞任を申し出たことなど、欧州の政治リスクもユーロが下落しやすい要因だったと思われます。
ドル安トレンドは今日のFOMC次第ですが、欧州の政治リスクやユーロ高懸念発言などは今後も続くと思われます。
本日もレーンECB専務理事兼主席エコノミストの発言が予定されていることから、ユーロ高懸念発言が出てきたときにユーロが急落する可能性には注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
1月27日(水曜日)
世界経済フォーラム(ダボス会議)(オンライン)
09:30 AUD 豪四半期CPI(消費者物価指数)・NAB企業信頼感指数
16:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
19:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
22:30 USD 米耐久財受注
1月28日(木曜日)
00:00 EUR レーンECB専務理事・主席エコノミスト発言
00:30 USD 原油在庫量
04:00 USD FOMC政策・声明文発表
04:30 USD パウエルFRB議長記者会見
06:45 NZD NZ貿易収支
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