2022年7月28日
FOMCの消化と、米GDP・ドイツHICP(消費者物価指数)に注目! 「7月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日のFOMCは予想通り0.75%の利上げ、声明文や記者会見の内容も予想通りの内容となっています。
一時は1.00%の利上げを織り込む動きもあり、今回の発表前でも一部では1.00%利上げを期待するところもあったことから、0.75%利上げを発表した後は米金利は低下し、ドル売りが進む結果となりました。
本日は米GDP速報値が発表されるため、米国経済がどこまで底堅いのか、リセッションの可能性があるのか注目です。
また、本日・明日は欧州の物価と景気に関する指標が立て続けに発表されるのでユーロの動きに注目です。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
ドイツHICP(消費者物価指数)
ECBは先日の理事会で予想外の0.5%利上げを発表しています。
物価が大きく上昇していることから利上げスピードを加速させています。
本日発表のドイツHICP(消費者物価指数)が予想以上の結果となると、さらなる利上げにつながるのではないかと思っています。
米GDP速報値
昨日FOMCで0.75%利上げを発表しました。
次の利上げに関してはデータ次第ということですが、景気が減速してしまうと利上げがしづらくなってしまいます。
本日発表のGDPは速報値なので、予想と結果が大きく乖離する可能性があり、予想を大きく下回ると景気後退を懸念し9月利上げ幅に影響が出てくるのではないかと注目しています。
また、景気後退懸念は株価下落にもつながるのではないかと思っています。
2)リスク要因
昨日、FOMCを通過したことで方向感が出てくるのかもしれません。
ただ、欧米はしっかりと休暇を取るので夏休みに入るのではないかと思っています。
本日・明日と夏休み前のリバランス・ポジション調整が出てくるのではないかと思っています。
マーケットオープン、クローズ、ロンドンFIX前後などで急な動きが出てくるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
7月28日(木曜日)
10:30 AUD 豪小売売上高
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米GDP(速報値)・失業保険申請件数
22:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
7月29日(金曜日)
02:00 USD 米7年債入札
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見(7月21日分)
10:30 AUD 豪PPI(生産者物価指数)