2019年6月12日
FOMCを控えて方向感模索、米CPI(消費者物価指数)発表! ~6月12日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、FOMCを来週に控えていることから、ドルは方向感のないまま、108円ミドルで往ったり来たりしています。
ユーロに関しては、イタリア財政赤字が気になりますが、ユーロは堅調に推移しています。
世間では、金融庁・安倍首相・麻生財務相の2000万円貯蓄の発言が、話題となっています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日は、要人発言が多数予定されています。 特に欧州時間に集中しているため、対象通貨の急変には注意したいと思います。
最近、調子よく上昇しているユーロですが、ドラギ総裁・デギントス副総裁の発言が追い風となるか!? それとも、発言を受けて反落するのか!? 注目しています。
2)経済指標
7月の利下げが8割くらい織り込まれているなか、発表されるCPI(消費者物価指数)に注目が集まります。 注目度が上がっているだけに動きそうな気がしますが、良い結果が出ても利下げが懸念され往って来い、悪い結果が出ても利下げ→株価上昇が下支えで、下落幅限定的となりそうな気もしています。
また、豪ドルでは、中国CPI(消費者物価指数)やWestpac消費者信頼感指数など、豪ドルが動きそうな指標が予定されています。
中国CPI(消費者物価指数)は豪ドルだけでなく、米中貿易戦争の影響と受け止められれば、世界的景気後退に繋がるかもしれません。 株価や金利に注目です。
3)英保守党党首選
明日第1回目の議員投票が予定されています。 次期首相候補を巡り、批判やリークが出てくることで、ポンドは神経質な動きになりそうな気がしています。 ポンドの動きに要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
6月12日(水曜日)
02:00 USD 3年債入札
08:25 AUD ケントRBA総裁補佐発言
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
17:15 EUR ドラギECB総裁発言
17:30 EUR ラガルドIMF専務理事発言
18:00 EUR デギントスECB副総裁発言
18:00 AUD エリスRBA総裁補佐発言
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD CPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
6月13日(木曜日)
英保守党党首選(第1回議員投票)
ユーロ圏財務相会合
02:00 USD 10年債入札
03:00 USD 月次財政収支
08:01 GBP RICS住宅価格指数
10:30 AUD 雇用者数増減・失業率