2020年2月19日
FOMC議事要旨、CPI(消費者物価指数)発表! 「2月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米国が連休明けで、株価がどのように反応するか注目でしたがアップルの影響は限定的でした。
また、欧州ではドイツとユーロ圏の景況感が発表されましたが散々な結果でした。
ユーロは対ドルで節目を抜けて下落しています。
ユーロは当面上値が重たい状況が続きそうです。
目次
◎本日の注目点
1)英CPI(消費者物価指数)
昨日の英雇用統計は雇用は良かったものの、平均賃金は予想を若干下回り、強弱まちまちの結果でした。
本日発表のCPI(消費者物価指数)も政策判断に大きな影響を与えます。
物価が予想を下回るようであれば、3月利下げの可能性が高まりポンド売りに繋がるのではないかと見ています。
指標発表に要注目です。
2)カナダCPI(消費者物価指数)
カナダは原油価格が大幅に下落したことなどから、一時利下げの話も出てきていました。
本日発表のCPI(消費者物価指数)は政策判断に最も影響を与える指標です。
原油価格が底堅く推移している現状で、指標結果が予想を大きく上回った場合、カナダドルは大きく買われるのではないかと思います。
3)FOMC議事要旨
据え置きが発表されたFOMCの議事要旨公表です。
利下げが検討されたのか、経済見通しはどのようになっているのか、政策判断のポイントは何なのかなどに注目です。
また、議事要旨が発表された後の米10年債の利回り変化に注目です。
4)トルコ政策金利
本日のトルコ政策金利は0.5%の利下げが予想されています。
利下げペースが速いのではないかと、一時トルコリラが大きく売り込まれましたが、なんとかリラ安はとどまっています。
それでもエルドアン大統領による利下げ圧力は止まらず、今回0.5%の利下げとなるようです。
仮に予想を上回る利下げ幅が出てきた場合は、トルコリラが大きく売り込まれる可能性があります。
トルコリラショックの再来の可能性もあるのではないかと思っています。
政策金利の発表に注目です。
5)COVID-19(新型コロナウイルス)
昨日アップルが売り上げ予想達成が難しいことを発表したことで世界的に株価の重しとなりました。
金価格は上昇し、1600ドル台にのせています。
当初想定していたよりもサプライチェーンに与える影響は大きく、製品の輸出入に影響し、販売低下や消費低下につながるとの予想が大きくなってきています。
また、欧州などでは景況感が大きく低下し、リスクオフの後押しとなっています。
本日も株価を中心に、リスクオフ要因のヘッドラインが出てこないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月19日(水曜日)
米民主党大統領候補者TV討論会
07:15 NZD オアRBNZ総裁発言(議会証言)
08:50 JPY 日貿易収支
17:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏経常収支
18:30 GBP 英CPI(消費者物価指数)
20:00 TRY トルコ政策金利発表
22:10 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言(2021年投票権)
22:30 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(2020年・2022年投票権)
22:30 USD 建築許可件数
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
2月20日(木曜日)
01:45 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言(2020年投票権)
03:30 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言(2020年投票権)
04:00 USD FOMC議事要旨(1月29日分)
06:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言(2021年投票権)
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