2019年6月27日
G20直前、各国首脳会談が続々開催! ~6月27日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、驚きのヘッドラインが出ました! 「米中通商交渉は90%完了」 このムニューシン発言で、米中首脳会談で合意、米中関係リスクも後退か!? と思われドル円急騰! クロス円で円安が大幅の進みました。
ただ、この発言は過去のものという否定報道が出たものの、ドル円は水準を維持し107円台後半で推移しています。
目次
◎本日の注目点
1)G20首脳会談
G20首脳会談は28日からですが、各国首脳は昨日より続々と訪日しています。 首脳が集まることで、個別に会談が開催されています。
昨日は、日仏首脳会談。
27日、日中首脳会談
27日、日豪首脳会談
27日、日印首脳会談
28日、日米首脳会談
28日、米露首脳会談
29日、日露首脳会談
29日、日露首脳会談
注目度の高い首脳会談だけでも、これだけ予定されています。 その他もそれぞれで首脳会談が行われています。 どんな発言が出てくるかわかりません。 ヘッドラインに要注意です。
また、昨日からトランプ砲がさく裂しています。 特に通貨安などに言及しているので、円安誘導発言などには気を付けておきたいと思います。
2)イラン・トルコ
イラン核合意を巡り、安保理でも懸念が高まっています。 ヨーロッパをはじめ国連では、イランに核合意を守るよう求めているようです。
米国は、核合意から離脱、イランに対して制裁を課しています。 また、先日のタンカー攻撃や無人機撃墜で、制裁を強化しています。 米国側からは、「イランと戦争が起きないことを望んでいる」「イランと戦争が起こった場合は、長くは続かないだろう」などと、武力衝突を匂わせる発言が出てきています。
イラン側も「アメリカで歴史上最も嫌われている政権が、イランへの非難を繰り返しているがわれわれは侮辱にひるまない。イランは抑圧されても力強い国であり続ける」「アメリカがイランの領空を侵犯すれば断固とした対応をとる」などと、反発しています。
お互い引かない状況で、一触即発の可能性が高まっています。 ヘッドラインに要注意です。
また、トルコでも、ロシアからの新型ミサイル防衛システム納品について、米国は制裁を課すと言っています。 トルコは聞く耳を持っていません。 来月から納品が始まる状況で、G20で米国・トルコで首脳会談が開催されるのではないかと報じられています。
首脳会談で解決できれば良いですが、決裂してしまうとトルコへの制裁強化につながると思われます。 要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
6月27日(木曜日)
米民主党・大統領選挙候補者討論会(フロリダ州マイアミ)
日印、日豪、日中首脳会談
10:00 NZD NBNZ企業景況感指数
10:30 JPY 若田部日銀副総裁発言
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
18:45 EUR イタリア5年債・10年債入札
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 USD GDP(確定値)
23:00 USD 中古住宅販売戸数
6月28日(金曜日)
G20首脳会談(大阪)
01:00 USD ノボトニー・オーストリア中銀総裁発言
02:00 USD 7年債入札
03:00 MXN メキシコ政策金利発表
08:50 JPY 日銀主な意見公表