PCEデフレーターなど経済指標に注目! 「2月28日の注目点とイベントスケジュール」

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2025年2月28日

PCEデフレーターなど経済指標に注目! 「2月28日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はトランプ米大統領が自身のSNSに「メキシコとカナダに対する関税は3月4日に発動。中国に対しても同日に10%の追加関税を課す」と投稿したことで、米政権による関税政策が米国内での物価上昇圧力につながるとの見方から全般ドル買いが優勢となりました。

 

本日はインフレ指標であるPCEデフレーターや欧州のHICP(消費者物価指数)、その他カナダのGDPなどが予定されているため、指標結果に注目したいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

フランス・ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

欧州の経済大国であるフランスとドイツのHICP(消費者物価指数)に注目。

欧州は景気後退が懸念されており、追加利下げの可能性に注目が集まっています。

物価指標であるHICP(消費者物価指数)の結果が弱いものとなれば追加利下げの可能性が高まりユーロ売りに繋がるのではないかと思います。

ただ、トランプ大統領による関税の問題やウクライナ問題などリスク要因があるため、指標結果通りの動きにならない可能背にも注意しておきたいと思います。

 

 

 

PCEデフレーター

FRBは追加利下げに慎重な姿勢を示しています。

FRBが政策判断の材料として重きを置いているPCEデフレーターが予想を上回る強い結果が出てくるようであれば、追加利下げの先送り期待が進むのではないかと思います。

 

 

 

カナダGDP

カナダ経済は景気後退が懸念されています。

GDPの結果が弱いものとなった場合はカナダドル売りが進むのではないかと思っています。

強い結果が出た場合はカナダドルが買われる可能性がありますが、トランプ関税などリスク要因が多く、カナダドル買いは長く続かないのではないかと考えています。

 

 

 

2)リスク要因

 

トランプ政権

トランプ大統領は関税政策を進めており、3月4日よりメキシコ・カナダ・中国に関税を課すとツイート、これによって株式市場には重しとなりました。

米国はインフレが進む可能性からドル買いが進む展開となっています。

今後、正式発表や大統領令にサイン、またほかの官営に関する発言などが出てくる可能性があります。

トランプ大統領の一挙手一投足で米ドルだけでなく、対応する国の通貨にも影響するため、トランプ大統領の言動には注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

2月28日(金曜日)

 

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)

19:00 JPY 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

22:30 USD PCEデフレーター

22:30 CAD カナダGDP

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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