PCEデフレーターや英仏指標に注目! 「3月28日の注目点とイベントスケジュール」

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2025年3月28日

PCEデフレーターや英仏指標に注目! 「3月28日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はトランプ米大統領は自動車関税に関する大統領令に署名、米国外で生産された自動車に対する25%の関税が4月2日から発動され、3日から徴収が開始されるとの方針が示されました。

 

NY市場では、10~12月期米国内総生産(GDP)確定値や前週分の新規失業保険申請件数は予想より強かった半面、10~12月期米GDP個人消費・確定値や10~12月期米コアPCE・確定値は弱いなど、強弱入り混じる結果で発表後は反応は限定的でしたが、その後じりじりとドル売りが進みました。

 

本日は注目のPCEデフレーターのほか、英国のGDPやフランスのHICP(消費者物価指数)の速報値に注目しておきたいと思います。

目次 [隠す]

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

英GDP、小売売上高

英国は景気後退が懸念されています。

GDPや小売売上高の結果が弱ければ景気後退が懸念され利下げ期待が高まります。

利下げ期待が高まればポンド売りが進むので、GDPや小売りの結果に注目です。

 

 

 

フランスHICP(消費者物価指数)

欧州第2の経済大国であるフランスの物価指標であるHICP(消費者物価指数)の結果に注目です。

物価が低下しているようであれば追加利下げの可能性につながります。

どこまで低下しているのか、それとも高止まりするのか、高止まりするようであれば利下げの終了が近づき、ユーロが底堅くなるのではないかと注目しています。

 

 

 

カナダGDP

カナダは今後、米国との関係などから景気後退が懸念されています。

すでに景気後退が確認されれば、さらに景気後退が加速する可能性が懸念されカナダドル売りが加速する可能性があるのでGDPの結果に注目しています。

 

 

 

米PCEデフレーター

FRBが最も注目している物価指標であるPCEデフレーターの結果に注目。

先日のFOMCで据え置きが決定され、利下げ開始は6月なのか9月なのかが注目されています。

PCEデフレーターの結果が弱ければ6月利下げ期待が高まり、ドル売りが加速するのではないかと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

トランプリスク

トランプ大統領の言動がマーケットを混乱させています。

昨日、自動車関税について米国以外からの自動車輸入に対して25%の関税を課すと発表。

4月2日には他の関税が発表される可能性も示唆しています。

新たな発言でリスクオフが進む可能性があり、トランプ大統領の関税に関する言動に振り回されるリスクには注意したいと思います。

また、ウクライナやロシアに対しての発言も多々出てきており、リスクオフが進んだり後退したりとマーケットは振り回されています。

本日もトランプ大統領の言動がマーケットを動かしていくと思うので注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月28日(金曜日)

 

16:00 GBP 英GDP、小売売上高

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)

17:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率

21:30 CAD カナダGDP

21:30 USD 米PCEデフレーター

23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)・期待インフレ率

 

 

3月29日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

04:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

 

 

3月30日(日曜日)

 

欧州・英国サマータイムへ移行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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