2021年2月3日
PMI・ADP・ISM、経済指標が続く1日 「2月3日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はRBA理事会が想定以上にハト派だったことから豪ドルは売られる展開となりました。
声明文の中には豪ドル高を懸念するような内容も一部入っていたことも豪ドル売りの要因になったのかもしれません。
また、昨日の株式市場は各国で反発上昇、世界的に株価上昇の一日となりました。
注目していたのは、昨年まで米株の上昇は米ドル安に繋がっていたのが、昨日は米株の上昇とともに米ドルが上昇したことで、相関性が変化してきているのではないかと思われます。
これが一時的なものなのか、トレンドの転換なのかはこれから次第ですが、今後も注目していきたいポイントではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
本日は欧州時間からPMI改定値の発表が続き、NY時間直前にはADP雇用統計、NY時間に入るとISM非製造業景況指数や原油在庫量など、影響力がある経済指標が続きます。
ドイツやフランス、ユーロ圏、米国など総合・サービス業PMIは改定値の為、予想と結果が乖離することは稀ですが、予想と結果が乖離した場合にはマーケットは反応すると思うので一応気を付けておきたいと思います。
また、ドル高にトレンド転換するのかが注目されている米国では、ADP雇用統計とISM非製造業景況指数が発表されます。
発表された結果とともに、米金利の推移と株価とドルの方向性に注目したいと思います。
昨年までは株価上昇と米ドル安の関係性でしたが、昨日は株価上昇とドル高の関係性になっていたので、相関性にも変化が出てきているのかもしれません。
2)追加経済対策案
バイデン政権が進める1.9兆ドル規模の追加経済対策案は議会で協議が続いています。
一部共和党議員から減額を求める声が上がっていることから、満額の追加経済対策案となるのか、減額されるのか注目が集まっています。
追加経済対策案の期待感から米金利が上昇していることもあり、追加経済対策案の規模によって米金利が動く可能性があり、米金利の動きは為替にも影響するので注目しています。
満額となれば金利は上昇しドル買い、減額となれば金利は低下しドル安に動くのではないかと予想しています。
3)要人発言
本日ロウRBA総裁の発言が予定されており、昨日のRBA理事会についてどのような発言があるのか注目しています。
昨日の声明文からは、経済回復はしているものの低金利・緩和政策は継続するという内容でしたが、ロウ総裁がどのような見方をしているのか注目です。
また昨日の声明文では、一部豪ドル高懸念ともとれる内容があったので、豪ドルの水準について発言がある中も注目したいと思っています。
他にも米地区連銀総裁の発言も予定されていて、FRBによる緩和の縮小や金利上昇について発言があるのかにも注目です。
特に追加経済対策案の期待から米金利は上昇しているので、金利水準についての発言に注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月3日(水曜日)
10:30 AUD ロウRBA総裁発言
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
22:15 USD ADP雇用統計
22:30 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
2月4日(木曜日)
00:00 USD ISM非製造業景況指数
00:30 USD 原油在庫
03:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
07:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁発言
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