RBA理事会で緩和縮小論は出てくるのか? 「4月5日週の注目点とイベントスケジュール」

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2021年4月4日

RBA理事会で緩和縮小論は出てくるのか? 「4月5日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週はバイデン大統領による追加経済対策案(第2弾)の内容発表と、雇用統計に注目が集まり方向感が出にくい1週間でした。

追加経済対策案(第2弾)の内容に関しては経済対策と増税の両方が発表され、詳細を見極めたいということでマーケットの反応は限定的となりました。

 

雇用統計に関してはかなり良い数字が出てきたものの、雇用統計の発表がある金曜日は米国を含め多くの国が休場のため反応は限定的でした。

週明け月曜日もイースターで休場の国が多いので、本格スタートは火曜日になりそうです。

火曜日の欧米市場は雇用統計の内容を含めて、連休中の材料を織込む展開になるので、各国がどのように織込むのか火曜の動きは注目です。

 

◎今週の注目点

 

1)米金利

 

米金利がマーケットの注目点となっていて、今週も米金利が動きそうな材料が多く、金利の動向に注目が集まります。

 

FOMC議事録

米経済は回復基調にある中で、先日のFOMCでは緩和政策を継続すると発表されました。

FOMCの中で、全くテーパリングについて触れられなかったのか、それとも数名でもテーパリング論が出てきていたのか、利上げ時期に前倒し論がなかったのかなど、議事録の内容に注目です。

早期のテーパリング論や早期の利上げ論が出てきているようであれば、金利の上昇に繋がるのではないかと思われます。

 

SLR(米銀資本規制)の緩和が終了

3月末で銀行の資本規制を緩和していた政策が終了したことで、銀行は国債を保有しにくくなりました。

国債の引き受け手だった銀行が国際を保有しづらくなることで、金利が上昇する可能性が高まったのではないかと思われます。

当然、国債の発行額やFRBによる買い入れ額などにもよると思いますが、SLR(米銀資本規制)の緩和終了は金利上昇要因の一つになる可能性は高いと思います。

 

追加経済対策案(第2弾)

バイデン政権は次の経済対策案を3∼4兆ドル規模を検討している模様で、財源が気になるところです。

当然、増税もセットになるようですが、増税だけ毛で財源を賄えるのか、それとも赤字国債も出てくるのかに注目が集まっています。

増税だけで賄えないというような見方が強くなってくると、赤字国財の発行に繋がり金利の上昇に繋がるのではないかと注目しています。

 

ISM非製造業景況指数

先日発表されたISM製造業景況指数は64.7という驚異的な数字が出てきました。

コロナ禍からの回復で製造業の回復は早いのですが、ロックダウンや外出規制、営業規制などの影響を大きく受けるサービス業がどこまで回復しているかが気になります。

今週発表されるISM非製造業景況指数はサービス業などの数字なので、この数字がどこまで良い数字が出てくるのか注目です。

ISM非製造業景況指数まで良い数字が出てくるようであれば、早期のテーパリング期待が高まり、金利が上昇、ドル買いに繋がるのではないかと思われます。

 

 

 

2)RBA理事会

 

2月の失業率5.8%と、コロナ後の失業率がとうとう5%台まで回復してきました。

RBAは金融政策の判断で重要視しているものの一つに失業率があります。

失業率が4%台になると利上げ検討といっていたことを考えると、失業率5%台は緩和の縮小を検討しても良い数字ではないかと思われます。

今週の理事会で、早期の緩和縮小などの話が出てくるのか、それとも現状維持なのか注目が集まります。

 

 

 

3)カナダ雇用統計

 

カナダは先月の雇用統計がかなり良い数字が出てきました。

また、コロナ対応の緊急緩和プログラムを終了するなど、カナダ経済の回復は進んでいるように思えます。

このことから、今週の雇用統計が良い数字が出てくると、さらに緩和の縮小期待が高まりカナダドルの買いに繋がるのではないかと思われ、注目度が高くなっていると思われます。

 

 

 

4)ユーロ圏リスク

 

ユーロ圏はリスク要因がいくつか浮上してきています。

 

中国リスク

国際社会から人権問題を指摘され圧力をかけられている中国は、報復しやすいユーロ圏と豪州に報復をすると考えられます。

豪州に関してはかなり前から報復攻撃を受けていて影響は限定的になってきていますが、ユーロ圏は最近まで中国と仲良くしていただけに、報復を受けると大きな影響を受けることになります。

人権問題に対してどこまで報復されるのか、どのくらい影響が出てくるのか注目です。

 

英欧問題

英国の離脱に関する問題が未だに決着がついていません。

貿易面では関税手続きがなかなか進まず、貿易の遅れに繋がっているようです。

これはユーロ圏だけでなく英国にも影響していますが、どちらにしてもプラス要因ではありません。

 

政治リスク

ドイツでは今まで安定・牽引してきたメルケルさんの影響力が低下し、政治不安が進んできています。

イタリアではドラギ前ECB議長による政権がうまく機能せず、再度の解散総選挙のリスクが出てきています。

オランダでもルッテ首相に対する不信任案が提出され、否決となったものの政治不安の高まりは出てきており、連立政権の崩壊、連立の樹立が難しい状況となっています。

フランスでもマクロン大統領飲支持率が低下しているなど、各国で政治不安が高くなっておりユーロにとってマイナス要因となっています。

 

 

5)ワクチン接種とコロナ

 

ワクチン接種が進んでいる国と、遅れている国の差が広がってきています。

また、ワクチンの接種率とコロナの感染拡大に相関性があるようで、ワクチンの接種が遅れてきている国は第3波、第4波の確立が高くなりリスクとして見られています。

特に気をつけたい国がユーロ圏と日本で、どちらも感染の再拡大が懸念されています。

ワクチンの接種率とコロナの感染拡大の状況によっては、経済回復期待は資源価格などにも影響するので、ユーロ圏と日本の感染拡大は資源国通貨に影響する可能性があるので要注目です。

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

4月4日(日曜日)

 

豪州・NZがサマータイム終了(冬時間に移行)

 

 

4月5日(月曜日)

 

ニュージーランド、オーストラリア、ドイツ、スイス、フランス、英国、スウェーデン、ノルウェー、ポーランド(イースターマンデー)休場

中国(清明節)休場

香港(清明節の振り替え)休場

南アフリカ(ファミリーデー)休場

 

16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)

22:45 USD 米サービス業・総合PMI(改定値)

23:00 USD ISM非製造業景況指数

 

 

4月6日(火曜日)

 

香港(イースターマンデーの振り替え)休場

 

10:45 CNY 財新サービス業PMI

13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表

18:00 EUR ユーロ圏失業率

 

 

4月7日(水曜日)

 

G20財務相・中央銀行総裁会議

 

16:50 EUR フランスサービス業・総合PMI(改定値)

16:55 EUR ドイツサービス業・総合PMI(改定値)

17:00 EUR ユーロ圏サービス業・総合PMI(改定値)

17:30 GBP 英サービス業・総合PMI(改定値)

21:30 USD 米貿易収支

21:30 CAD カナダ貿易収支

22:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言

23:00 CAD IveyPMI

23:30 USD 原油在庫量

 

 

4月8日(木曜日)

 

G20財務相・中央銀行総裁会議

 

00:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言

01:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

03:00 USD FOMC議事要旨(3月17日分)

17:30 GBP 英建設業PMI

20:30 EUR ECB理事会議事要旨

21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)

21:30 USD 米新規失業保険申請件数

 

 

4月9日(金曜日)

 

国際通貨基金(IMF)世界銀行春季会合

 

00:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言

01:00 USD パウエルFRB議長発言

10:30 AUD 豪建築許可件数

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数) 

21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

 

 

4月10日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

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