2021年11月2日
RBA理事会で政策変更、YCCの変更があるのか!? 「11月2日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、トラス英外相がフランスに対して「フランスが漁業権について撤回をしなければ行動を示す」「フランスが(漁業権に関する)脅しをやめなければ、貿易で行動
日本株式市場は衆院選で自民党が大勝したことからご祝儀相場で、日経平均株価は一時700円超の上昇となりました。
本日はRBA理事会が予定されていることから豪ドルは動く可能性は高いですが、FOMCを控えていることで様子見ムードが続くのではないかと考えています。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:高い
織り込み度:国債買い入れ方法で意見が分かれている(政策金利は0.1%で据え置き織り込み済み)
バイアス:豪ドル買いバイアス
ポイント:YCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲット変更
先週、RBAはYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲットとなっている3年債利回り0.1%を防衛しなかったことから、本日のRBA理事会でYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲットを変更するのではないかとの思惑が急浮上しています。
YCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲットを引き上げもしくは撤廃となると、豪金利の上昇を容認したと受け止められ豪ドルは買われるのではないかと思います。
本日のRBA理事会の声明文に注目しておきたいと思います。
2)NZ雇用統計
ニュージーランドはすでに利上げを始めており、追加利上げも期待されています。
ニュージーランドはゼロコロナを目指し、再度ロックダウンに突入したこともあり、雇用者数・失業率が悪化していないかに注目しています。
雇用者数・失業率が思ったよりも悪くなければ、追加利上げ期待に繋がりNZドル買いに繋がるのではないかと注目しています。
3)英仏関係
英国とフランスの間で漁業権を巡り対立が深まっています。
先日、英国領海で操業していたフランス国籍の漁船を英国が拿捕したとして、フランスは英国に対して批判を表明しています。
英国は正当な措置だと発表したうえで、フランスに対して批判を表明しています。
双方とも漁業権を巡り引く様子はなく、対立が深まり貿易規制に発展しそうなところまで来ています。
英仏関係の悪化は英欧関係の悪化にもつながり、北アイルランド議定書問題や離脱協定破棄へ繋がるのではないかと注目しています。
本日も、英仏漁業権問題に関する発言やヘッドラインが出てこないか注目、ポンドやユーロの頭を抑えるのではないかと注目です。
◎本日のイベントスケジュール
11月2日(火曜日)
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨(9月22日分)
12:30 AUD 豪RBA理事会・政策金利・声明文発表
14:50 AUD デベルRBA総裁補佐発言
17:45 EUR イタリア製造業PMI(改定値)
17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
20:20 EUR エルダーソンECB専務理事発言
20:55 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
11月3日(水曜日)
06:45 NZD NZ雇用統計・失業率
10:45 CNY 財新サービス業PMI
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