2021年9月7日
RBA理事会で豪ドルに注目! 「9月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米国とカナダがレイバーデーで休場、市場参加者が激減して閑散とした相場でした。
東京市場クローズ後に日経平均先物は節目の3万円を突破しています。
本日、東京市場で日経平均3万円を維持できるか注目です。
日経平均の上昇要因となった自民党総裁選では、河野氏が優勢になってきているとの噂もあるので、河野氏の政策方針にも注目したいと思います。
本日のNY市場は連休明けなので、大きな調整が出てこないか要注意です。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:高い
織込み度:QEの減額を織込み済み
バイアス:豪ドル買い
ポイント:QEの減額とRBAのスタンス
7月の理事会で9月より量的緩和(週50億豪ドル→40億豪ドル)の減額が発表されています。
ただ、足元ではコロナ感染拡大が広がっており、経済のつながりが深い中国では景気減速が懸念されていることから、減額は先送りされるのではないかとの思惑が残っています。
減額を織り込んでいるだけに、減額先送りが発表されると豪ドル売りに繋がると思われます。
また、現状維持が発表された場合は、RBAのスタンスがハト派なのか、タカ派なのか、声明文の内容に注目です。
豪州でも住宅価格の高騰などが問題となっており、RBAとしては「コロナ対応は金融政策よりも財政政策で対応した方が良い」と考えているのではないかと噂されています。
豪州はZeroコロナからWithコロナに方針転換したことも併せて考えてると、金融政策はタカ派、財政支出になるのではないかと注目しています。
2)米金利
米国は連休明けで、先週の雇用統計の流れを引き継ぐか注目。
また、3年債入札が予定されているので、特に米金利が動くのではないかと注目しています。
米国では大規模予算案が議論されており、予算通過が優勢となれば財源確保のため国債の供給額が増えて金利が上昇するのではないかと注目しています。
米金利が上昇すると米ドル買いに繋がる可能性が高いので、金利動向に注目です。
3)ユーロ
今週のECB理事会に向けて、引き締め期待が高まりユーロ買いが出てくるのではないかと注目しています。
本日はドイツとユーロ圏でZEW景況感指数が発表されるので、指標結果が良ければさらに引き締め期待が高まり、ユーロ買いが進むのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
9月7日(火曜日)
10:30 AUD 豪建築許可件数
13:30 AUD RBA理事会・金融政策・声明文発表
14:10 GBP マンBOE外部理事発言
16:30 GBP ソーンダースBOE外部理事発言
18:00 EUR ドイツZEW景況感指数
18:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数・4~6月期GDP(確定値)
9月8日(水曜日)
02:00 USD 米3年債入札
08:50 JPY 日4~6月期GDP(改定値)
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