2024年5月7日
RBA理事会に注目! 「5月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はこどもの日の振替休日で東京市場は休場でした。
先週末にイエレン米財務長官が円買い介入に対して消極的な発言をしたことで、今後の介入が困難になるのではないかとの観測から円安が進み、ドル円は再度154円台を記録しました。
本日は米国の重要指標なありません。
ドル円は円買い介入に注目しながら円安がどこまで進むのかに注目しています。
また、RBA理事会が予定されているので、こちらも声明文に注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
RBA理事会
注目度:やや高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:特になし
ポイント:声明文の変化
RBA理事会は前回の声明文で追加利上げの可能性に関する文言を削除するなど、ハト派に傾いています。
今回の理事会でRBAがさらにハト派に傾くのか、前回の声明文を維持するのかに注目です。
声明文の中で利下げに関する文言などが出てきた場合は、豪ドル売りが大きく進むのではないかと注目しています。
2)要人発言
先週までに金融政策発表が大方終了し、次の金融政策に向けて要人発言に注目が集まります。
ECB・カナダ中銀・英中銀は6月利下げの可能性が高まってきています。
6月に利下げが実施されるのか、発言内容に注目しています。
また、6月に利下げが実施されたとして、年内の利下げ回数など追加利下げのペースについて発言が出てこないかにも注目しています。
FRBは強い経済と根強いインフレ圧力により利下げ先送り観測が高まっています。
一部では年内の利下げが出来ない可能性も予想される状況となっています。
利下げ開始を9月にするのか、12月にするのか、来年に持ち越すのか、発言内容に注目しておきたいと思います。
3)円買い介入
先週はドル円160円超えたことから円買い介入が始まり、3度もしくは4度の円買い介入でドル円は153円台まで下落してきました。
マーケットも円買い介入によって上値の重い展開を意識するようになっています。
このままドル円が153円~157円のどこかで落ち着くのか、再度157円を超えて160円を目指す展開となるのか注目です。
また、円買い介入がどの水準で実施されるのかにも注目です。
現在、ドル円の上値は157円くらいを想定していますが、155円を超える前に介入が実施されるようであれば、政府・日銀の考える上値の水準を155円に引き下げることを考えなくてはいけないと思っています。
そのほか、欧州や米国がいつまで介入を許容してくれるのか、海外の反応にも注意しておきたいと思います。
海外から介入に否定的な反応が出てきた場合は介入がしにくくなり、再度ドル円が上昇し始める可能性が出てくると思います。
ドル円の動きと水準、介入に関する発言などに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月7日(火曜日)
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文
18:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
23:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
23:00 CAD カナダIveyPMI
23:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
5月8日(水曜日)
00:30 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
02:00 USD 米3年債入札
02:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
04:30 CAD ロジャースBOC副総裁発言