2022年7月5日
RBA理事会に注目! 「7月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はバイデン大統領の対中国関税の引き下げに関する発言でリスクオン相場となり、円売りドル売り資源国通貨買いとなりました。
特に中国との相関が強い豪ドルは大きく買われました。
本日はその豪州、RBA理事会が開催されます。
サプライズが出てこないか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:高い
織り込み度:0.5%利上げを8割、0.25%利上げを2割
バイアス:豪ドルの上値重たい
ポイント:利上げ幅と声明文
先日のロウRBA総裁の発言で7月RBA理事会の利上げ幅0.5%を否定しませんでした。
先週発表された豪小売売上高は予想を上回る結果だったことからも0.5%利上げの可能性が高まっています。
今回の理事会で0.25%の利上げなのか、それとも0.5%の利上げなのか注目です。
また、声明文で今後も強気の利上げを進めていくのか、経済が大丈夫なのかに注目です。
RBAの利上げによって住宅ローンの支払いが経済の重しとなっているとの話もあります。
物価抑制を優先させるのか、住宅ローンなど経済に気を使うのか、声明文の内容に注目です。
2)リスク要因
円安リスク
ドル円で一時137円を付けるなど円安が止まりません。
日銀や政府関係者は口先介入していますが反応は限定的です。
株安リスクなどからリスクオフが進み円買いが出てきていますが、リスクオフが後退する場面があれば再度一気に円安が進む可能性があるので注目です。
また可能性はかなり低いと思いますが、日銀による政策変更などを匂わせる内容が出てきた場合は一気に円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
世界株安リスク
各中銀が引き締めを進めることで景気後退の可能性が高くなり、世界的に株安が進んでいます。
今週も議事要旨や経済指標、要人発言などから大幅利上げの可能性や景気後退懸念につながる内容が出てくると株価の大幅安が進みリスクオフが進む可能性があります。
世界的な株安、世界恐慌が意識されると大きくリスクオフに傾く可能性があるので、世界の株価とVIX指数には注意しておきたいと思います。
英政治リスク
今週は英国で重要指標が少ないことから、政治リスクによってポンドが動くのではないかと思っています。
英国ではEUとの北アイルランド議定書をめぐる対立が問題となっています。
議定書に関するヘッドラインが出てくるとポンド売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、ジョンソン首相の支持率低下や、スコットランド自治政府の独立を問う住民投票の盛り上がりもリスク要因として注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月5日(火曜日)
10:45 CNY 財新サービス業PMI
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI
18:30 GBP 英中銀(BOE)金融安定報告書公表
19:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
7月6日(水曜日)
01:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言