2021年4月6日
RBA理事会は縮小方向に舵を切るのか!? 「4月6日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は原油価格が大きく下落しました。
イランが大きく産油量を伸ばしているのではないかとの見方が出てきているとの報道で、62ドル手前から57ドル台前半まで急落しました。
原油価格の下落は産油国通貨の下落に繋がり、カナダドルは下落しています。
本日は本格的な連休明けということで、各マーケットの動きに注目です。
特に東京市場と欧州市場の切り替わりには要注意かもしれません。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:高い
織込み度:9割以上現状維持
バイアス:資源価格高から資源国通貨は底堅い
本日の理事会は据え置きが予想されていますが、声明文で引き締め方向(早期の緩和縮小)に内容変更があるのかに注目です。
2月の失業率は5.8%と、コロナ後の失業率がとうとう5%台まで回復してきました。
RBAは金融政策の判断で重要視しているものの一つに失業率があります。
失業率が4%台になると利上げ検討と言っていたことを考えると、失業率5%台は緩和の縮小を検討しても良い数字ではないかと思われます。
声明文の内容が変更されれば、早期の縮小期待が高まり豪ドル買いに繋がるのではないかと思われます。
また、声明文の内容が変わらず、長期の緩和姿勢を崩さなかった場合は豪ドルが売られる可能性がります。
この場合に底堅い資源国通貨として、どこまで下落に耐えられるかのも注目です。
下げ幅が限定的であれば、豪ドルの底堅さの証明となり、ちょうど良い押し目となるのではないかと思っています。
2)連休明け
本日は、日本とシンガポールを除く多くのアジアと、オセアニア、欧州や英国が連休明けでマーケットに戻ってきます。
米国は昨日連休明けでマーケットに戻ってきていますが、本日が本当の連休明けのマーケットと思った方が良いと思います。
先週末にはかなり強い米雇用統計や、欧州では連休の部分的ロックダウンや、コロナの感染拡大など、多くの取引材料が出ています。
この材料を連休明けのマーケットがどのように織込むのかに注目です。
各マーケットのオープン時間に急変動する可能性に要注意です。
3)IMF正解経済見通し
世界では国によってワクチンの接種状況が変わってきますが、少しずつでもワクチン接種は進んでいます。
ワクチンの接種が進んでいる国は経済回復が見られることから、このままワクチン接種が順調に進むようであれば、コロナ禍からの回復が出来るのではないかと期待感は高まっています。
これに対し、IMFがどのように経済を見通しているのか、マーケットの期待に応えるような内容なのか、発表内容に注目です。
期待外れの内容が出てくると、リスクオフの流れに変わる可能性があるので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
4月6日(火曜日)
香港(イースターマンデーの振り替え)休場
国際通貨基金(IMF)、世界経済見通しを公表
10:45 CNY 財新サービス業PMI
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
18:00 EUR ユーロ圏失業率
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