2019年11月5日
RBA理事会・ISM・NZ雇用の3指標に注目! ~11月5日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は東京市場は休場で閑散としていました。
欧州市場がスタートするとドルの買い戻しがジリジリと続き、先週の下落をほぼ戻してしまいました。
米株も上昇し、最高値を更新しています。
その他に米政府はパリ協定から正式離脱しました。
注目されたラガルドECB新総裁の発言は、金融政策に関する発言はありませんでした。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
本日のRBA理事会では据え置きが予想されています。
注目は、声明文で景気見通しと利下げの打ち止めです。
先日の中国指標が若干改善したことで、中国景気後退が底を打ったのではないかという見方が出ています。
米中協議合意の期待もポジティブです。
このような状況で、中国と経済結びつきが強いオーストラリアの経済見通しがどうかが気になります。
また、継続利下げをしてきたRBAが、利下げ打ち止めとなるのか、それとも追加利下げがあるのか、声明文の内容に注目です。
2)ISM非製造業景況指数
先週発表されたISM製造業景況指数は予想を下回り、先月に比べれば若干改善しているものの、分岐点である50を下回っています。
本日のISM非製造業景況指数も下落傾向にある中、予想を上回るのか、先月よりも改善するのかに注目が集まります。
米国は消費が重要な国なので、製造業よりは非製造業のほうが重要かと思っています。
予想では53.5、前回が52.6なので、まずは予想を下回らないか、そして前回を上回ることが出来るのかに注目です。
まさかとは思いますが、非製造業景況指数まで50を割らないか注目です。
3)NZ雇用
ニュージーランドでは四半期に一度の雇用と失業率が発表されます。
ニュージーランドはオーストラリアとともに、利下げ基調にあります。
雇用が利下げに大きく影響するので、注目度が高く、大きく動く可能性があり要注目です。
発表時間も6:45と、NYクローズ7:00の前なので、流動性が低くなっているので値が飛ぶこともあるので注意が必要です。
4)米中貿易協議
先週Bloombergから、米中協議に疑念があるというようなネガティブな情報が出ていましたが、週末・週明けとポジティブな内容がチラホラと出てきています。
ドル円も先週の下落を、ほぼ戻してきました。
このままリスクオンになるか注目したいところです。
5)その他リスク要因
・Brexit関連と英国総選挙の支持率
・イタリアやフランスの予算案問題
・米中関係
・香港デモ
・北朝鮮ミサイル問題
・IS(イスラム国)
・米対イラン
◎本日のイベントスケジュール
11月5日(火曜日)
07:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
10:45 CNY 財新サービス業PMI
12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
18:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
18:30 GBP 英サービス業PMI
22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
22:30 USD 米貿易収支
22:30 CAD カナダ貿易収支
23:45 USD 米総合・サービス業PMI
11月6日(水曜日)
00:00 USD ISM非製造業景況指数
02:40 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言(2020年投票権)
03:00 USD 3年債入札
06:45 NZD 雇用者数増減・失業率
08:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言(2020年投票権)
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事録(9月19日分)