2021年4月14日
RBNZ理事会、要人発言、リスク要因に注目! 「4月14日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米金利安から米ドル安に繋がり、ドル円は109円前半まで円高ドル安が進みました。
本日早朝には109円を割り込んでいます。
リスクオフの流れが強くなってきており、マーケットの注目・材料がリスク要因に移ってきているのではないかと思われます。
目次
◎本日の注目点
1)RBNZ理事会
注目度:高い
織込み度:据え置き織り込み済み
バイアス:ややリスクオフで資源国通貨の頭が重い
本日予定されているRBNZ(ニュージーランド準備銀行)理事会では据え置きが予想されています。
ただ、RBNZは住宅価格を政策判断材料に取り入れると発表し、NZ政府は住宅取引に関する対応政策を発表しています。
このことから、声明文でRBNZが住宅関連についてどのように見ているのか注目です。
また、経済指標の結果やコロナの感染者数などを見ると、かなりコロナ禍からの回復が見て取れます。
この辺りをどのように受け止め、緩和縮小や利上げの時期などについて触れられるか注目です。
2)リスクオフ
一部報道でイランがイスラエル船に向けてミサイルを発射したと報じられています。
イランは先日、核施設がイスラエルによるサイバー攻撃を受けたと発表し、報復攻撃をすると言っていました。
このことを考えると、一部報道の真実味はあるのではないかと思います。
ロシアとウクライナのクリミア問題も緊張状態が続いています。
中国は台湾上空を戦闘機が通過するなど、軍事・武力衝突に繋がるようなリスクが表面化してきています。
また、ワクチン接種でコロナリスクが軽減してきていましたが、アストラゼネカ社に続きジョンソン&ジョンソンのワクチンでも血栓が見られたとして、しようが停止するのではないかとの思いから、接種の遅れを懸念してリスク要因として受け止められています。
このようなリスクオフ要因から、株式市場や債券市場、為替市場はリスクオフに傾いているようです。
3)米ドルと米金利
昨日はCPI(消費者物価指数)の発表と、30年債入札を通過すると米金利は大きく低下しました。
本日は重要指標は少ないものの、パウエルFRB議長をはじめ多くの要人発言が予定されています。
発言内容で金利が低下しないか注目です。
また、リスクオフで安全資産である米国債に資金が流入し、金利が低下、米ドル安に繋がる可能性があります。
こちらも併せて注目しておきたいと思います。
4)ECB要人
本日はラガルドECB総裁をはじめ、ECB理事の発言が多数予定されています。
欧州では昨日発表された景況感が思ったよりも弱く、ワクチン接種も想定よりも遅れていて、米国や英国に比べ経済回復期待は遅れているようです。
ただ足元ではユーロは上昇し、ユーロ高が続いています。
ユーロドルは1.1900ドルの節目を抜けて上昇し、1.200ドルの節目に近づいてきています。
このユーロドル高について、そろそろユーロ高懸念発言が出てくるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
4月14日(水曜日)
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
11:00 NZD RBNZ理事会・金融政策・声明文発表
15:15 JPY 黒田日銀総裁発言
16:00 EUR デギントスECB副総裁発言
16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
20:45 EUR パネッタECB専務理事発言
23:00 EUR ラガルドECB総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
23:30 GBP ハスケルBOE外部理事発言
4月15日(木曜日)
01:00 USD パウエルFRB議長発言
02:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
03:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)
03:30 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
04:00 USD クラリダFRB副議長発言
05:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率
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