2021年11月4日
Super Thursday英中銀金融政策発表に注目! 「11月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は予想通りFOMCでテーパリングの開始が発表されました。
テーパリングのペースも月150億ドルづつ減額していくとして、来年6月でテーパリングを完了することになります。
今までFRBが言ってきた「来年半ばごろのテーパリング完了」と変わらない内容なので大きな動きには繋がりませんでした。
本日は今週のもう一つの目玉、英中銀金融政策発表「Super Thursday」が予定され、注目してます。
目次
◎本日の注目点
1)Super Thursday(英中銀)政策発表
注目度:かなり高い
織り込み度:利上げ7割、据え置き3割
バイアス:特になし
本日の英中銀は利上げと声明文、インフレーションレポートと注目点満載の政策発表です。
英中銀の利上げ観測は一時年内2回の利上げを織り込むところまで進み、少し後退したとはいえ年内1回の利上げは織り込まれていると思います。
本日の政策発表で利上げをするのか、また投票配分が何名利上げ票を入れるかに注目です。
また、声明文などで、12月や来年の利上げ見通しのヒントがないかにも注目です。
利上げヒントにつながる、来年以降のインフレ見通しや経済成長率の見通しがどのようになっているのか、インフレーションレポートにも注目です。
2)OPECプラス閣僚級会合
本日、OPECプラス閣僚級会合が開催されますが、サウジアラビアが増産に対して消極的なことから、今まで通りの増産計画を維持するのではないかと思われます。
また、原油の見通しで需要をどのように見積もっているかにも注目。
今まで通り、来年の需要は落ち着くと見通しているような内容であれば、追加増産は期待できず、原油価格の底上げ要因となるのではないかと注目しています。
原油価格が底堅く推移すると、円安圧力+世界的な物価上昇要因となるのではないかと注目しています。
3)米金利
今朝のFOMCでテーパリングの開始を発表し、米金利がやや上昇しています。
本日のマーケットでFOMCを消化していく中で米金利がどこまで上昇していくのか?
失業保険申請件数などを受けて、米金利がどのように動くのか注目です。
金利の伸びが弱いようであれば、ドル円の上昇は限定的になるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
11月4日(木曜日)
OPECプラス閣僚級会合
09:30 AUD 豪貿易収支
17:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
20:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
21:00 GBP 英中銀(BOE)政策金利・声明文・MPC投票配分・インフレーションレポート発表
21:30 USD 米失業保険申請件数・貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
22:00 EUR ラガルドECB総裁発言
23:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言
11月5日(金曜日)
02:50 GBP カンリフBOE副総裁発言
03:15 EUR シュナーベルECB専務理事発言
09:30 AUD 豪RBA四半期金融政策報告
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