2020年6月10日
YCCは導入されるのか!? 注目の集まるFOMC! 「6月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は先週のリスクオン相場を利確するように、株価は下落、資源国通貨安、クロス円やフランは売られるといった状況でした。
特段、リスクオフになるような材料はなかったので、調整で下がったのではないかと予想されます。
また、本日FOMCがあることから、FOMCに向けてポジション調整だったのかなとも思えます。
目次
◎本日の注目点
本日はFOMCに注目が集まっており、注目のポイントはYCCとフォワードガイダンスと金利です。
YCC(イールドカーブ・コントロール)が導入されれば、長短金利を操作することができ、金利の上昇を抑えることが出来ることからドル安になるのではないかと見ています。
米金利が低下し、日本の金利が同じであれば、日米金利差が縮小するのでドル円は下落すると思われます。
このように金利を操作することが出来るYCC(イールドカーブ・コントロール)の導入は、マーケットに大きな影響を与える可能性が高いので、導入されるのか、また導入を検討したのかに注目が集まっています。
フォワードガイダンスについては、現在実施している緩和政策について今後の道筋をどこまで示すことが出来るか注目。
フォワードガイダンスが出てくるということは、緩和政策の終わりが見えてくるということで、テーパリングが近いという事、ドル買いに繋がると思われます。
当然、フォワードガイダンスの内容にもよりますが...
終了がいつ頃になるのか、終了するための条件(どの指標に注目するのか)はどこにあるのかなどに注目です。
上記のことから、本日のFOMCは政策の発表よりも声明文や、パウエルFRB議長の記者会見に注目が集まります。
◎本日のイベントスケジュール
6月10日(水曜日)
OPECプラス総会
09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコ四半期失業率
20:00 USD シュナーベルECB専務理事発言
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
22:30 USD デギントスECB副総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
6月11日(木曜日)
ユーロ圏財務相会合
03:00 USD FOMC政策金利発表
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
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