2018年11月18日
英国、欧州で嵐の予感! ~11月19日週の注目点とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎今週の注目点
1)英国政治とBrexit交渉
先週末は英国閣僚が次々と辞任したことでポンドは大きく下落しました。 また、連立・協力関係にある北アイルランドDUP党が、メイ首相が続投するのであれば、協力はできないとのこと。 メイ首相としては崖っぷちに追い込まれた状況になりつつあります。 今週も政治相場に注目です。
2)イタリア予算案
イタリアは修正案を欧州に提出しませんでした。 これにより、欧州は罰金なのか、再度修正を求めるのか、それともイタリアの予算案を認めるのか、何かしらの反応をしなくてはいけません。 一部情報では、21日に出てくるのではないかといわれています。
また、その他注目は格付けです。 フィッチは前回の格付け見直しで、1ノッチ格下げしています。 投資適格級ギリギリです。 S&Pは見通しをネガティブにしています。 ネガティブになると数か月内には格付け引き下げとなります。 イタリアが格下げとなった時の長期金利に注目です。 ドイツとの長期金利差400ポイント(4%)にがネックラインとなります。要注目です。
3)原油価格
いったん調整に入っていると思われますが、原油価格は大幅下落しています。 需要減少で原油在庫が余っている中、減産協議が進まない状況です。 原油価格とリスクオフ相場に注目です。
4)ドル安回復なるか
週末クローズ間際に世界的リスクや中国の影響で、米経済も後退の影響を受けるとの発言から、長期金利利回りは下落、株価も最終的には若干戻したもののトータルするとリスクオフになっているように感じます。
以前、年内ドルについて考えましたが、基本買い目線。 週末の下落が落ち着くようであれば、丁度よい押し目になるのではないかと考えています。 株価、長期金利に要注目です。
◎今週のイベントスケジュール
11/19(月曜日)
06:45 NZD 四半期PPI
12:30 JPY 黒田日銀総裁発言
18:00 EUR ユーロ圏経常収支
11/20(火曜日)
00:45 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
09:30 AUD RBA金融政策決定会合議事録
17:20 AUD ロウRBA総裁発言
22:00 HUF ハンガリー政策金利
11/21(水曜日)
03:00 CAD ウィルキンスBOC副総裁発言
22:30 USD 耐久財受注・コア耐久財受注
22:30 CAD 卸売売上高
11/22(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
21:30 EUR ECB理事会議事要旨
11/23(金曜日)
00:00 EUR 消費者信頼感
02:00 EUR メルシュECB専務理事発言
16:00 EUR ドイツGDP
17:15 EUR フランス製造業・サービス業PMI
17:30 EUR ドイツ製造業・サービス業PMI
18:00 EUR 欧州サービス業・製造業PMI
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)・小売売上高
11/24(土曜日)
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント