RBNZ政策金利を据え置き、NZD大幅下落

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2018年8月10日

RBNZ政策金利を据え置き、NZD大幅下落

記事を書いた人:岡ちゃんマン

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は市場予想通り、政策金利を1.75%で据え置きました。

政策金利据え置きは12会合連続。

声明文では、19年から20年にかけて政策金利を据え置くとの見通しで、利上げ時期の予想を従来よりも先送り

利上げ時期が先送りされたことが、ハト派に受け止められNZD売りに反応!

さらに、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)総裁エイドリアン・オア氏の金利引き下げの可能性発言で、さらに大幅に下落しています。

 


NZD/USD 5分足チャート

 

米国・カナダ・英国と利上げ局面、欧州は年内テーパリング・来年には利上げが見込める状況の中、まさかの利下げ発言は格好の売り材料となったようでNZDの単独売り状態です。

 

 

 

ニュージーランドは昨年の政権交代後、移民の制限やRBNZの改革を計画・実行しています。

移民の制限は、ニュージーランドの景気成長率の鈍化要因となっているようです。

RBNZの改革案では、金融政策決定の投票制導入外部理事の導入との情報もあるようです。

今後のニュージーランド(RBNZ)には要注目です。

 

 

ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明
「政策金利は相当な期間緩和的な水準で維持されるだろう」
政策金利を2019年から2020年にかけて維持すると予想
「金利の動きは上下両方向になる可能性」
「コスト圧力がより高くなれば、インフレ期待に影響を及ぼしインフレ率がより速く上昇する可能性がある」
過去1年間で労働市場は厳しさを増しており、雇用は概ね最大持続可能水準にある」
「失業率は現在の水準から穏やかに低下すると予想」

オアNZ準備銀行(RBNZ)総裁
「RBNZの金利見通しリスクは上下ともバランスがとれている」
「NZドルの為替水準は低下しており、輸出を押し上げるだろう」
「NZドルは適正価格と非常に近い」
「低インフレはRBNZに長期に渡って低金利を維持する余地を与える」
「成長率がポテンシャルを下回って減速すれば、金利を引き下げる可能性

 

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