2023年9月20日
注目のFOMC金融政策発表! 「9月20日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はFOMCや日銀の金融政策を控えて様子見ムードの強い1日でした。
米金利の上昇でドルが底堅い動きとなりドル円は148円手前で推移しています。
本日は注目のFOMCが発表されます。
FOMCから始まり、明日は英中銀、明後日は日銀と政策発表ラッシュのスタートなので注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
FOMC
注目度:かなり高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:ややドルが強い
ポイント:ドットチャート、インフレ・経済見通し
今回のFOMCは据え置きが予想されており、注目は四半期に一度のインフレ・経済見通しとドットチャートに集まっています。
まず注目されているのが年内に追加利上げがあるのかどうか?
経済見通しやインフレ見通し、声明文の内容がタカ派となるのか、それともハト派になるのか注目です。
仮にハト派となれば利上げは終了となり、次の注目は利下げ時期に移ります。
ドットチャートから来年の金利水準がどの程度になっているのか確認し、来年利下げがあるのかどうか注目です。
2)経済指標
英CPI(消費者物価指数)
英国では高い物価から追加利上げの可能性が高まっています。
金融政策発表を控えてCPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を上回る結果となるようであれば追加利上げの可能性は高まり、さらに追加利上げの可能性も高まるのではないかと注目しています。
逆に市場予想を下回り、インフレ鈍化が確認できれば今週の金融政策発表で据え置きの可能性も出てくるのではないかと思っています。
NZ四半期GDP
ニュージーランドはハイペースで利上げを進めており、利上げサイクルは終了しました。
次は利下げの時期に注目されており、GDPの結果が市場予想よりも弱くなっているようであれば利下げ期待が高まりNZドルは売られるのではないかと注目しています。
3)要人発言
先週ECB理事会が終了し、ハト派な内容であったことからユーロが売られています。
理事会が過ぎたことでECB理事の発言が出てきます。
同じようにハト派な内容が出てくるのか、それとも理事会の内容に否定的な発言が出てくるのか、発言内容に注目です。
また、週後半には米国や英国の金融政策が発表されます。
そのあとに発言が出てくると思いますが、タカ派なのか、それともハト派なのか、金融政策の内容と違いがあるのか発言に注目です。
その他、日本では口先介入に警戒です。
ドル円は148円手前で介入警戒感が高まり上値が重くなっています。
仮に148円を超えた場合、一気に150円まで進む可能性があります。
口先介入、実弾介入が出てくるのか、発言のレベル感に注目です。
以下、去年の口先介入時のものです。
◎本日のイベントスケジュール
9月20日(水曜日)
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
21:30 EUR エルダーソンECB専務理事発言
23:30 USD 原油在庫量
9月21日(木曜日)
03:00 USD FOMC・政策金利・声明文・ドットチャート発表
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
07:45 NZD NZ四半期GDP