12月14日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2023年12月15日

12月14日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・11月の豪新規雇用者数が市場予想よりも上回ったことが支えになり豪ドルは堅調に推移

・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は市場予想通り、政策金利の1.75%据え置きを発表し、声明で「インフレが中期的に物価安定と一致する範囲内にとどまるように、必要に応じて金融政策を調整する」などとしたが、前回までの「さらなる引き締めが行われる可能性は排除できない」との文言は削除された

・イングランド銀行金融政策委員会(MPC)では予想通りに政策金利5.25%の据え置きが決定されたものの投票配分が据え置き票が6票(市場予想は7票)であったことや、BOE議事録「当分の間、景気抑制的な政策が必要になる公算」を受けて利下げ観測が後退したことで、ポンド買いで反応

・一部通信社が事情に詳しい関係者の話として「欧州中央銀行(ECB)当局者は利下げは市場の見込みよりも遅くなるとの見解でほぼ一致した」と報じたことでユーロは買いが優勢となった

・欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、市場予想通り政策金利を4.50%で据え置くことを決めたと発表、声明では「金利水準は十分に長い期間維持される必要がある」「インフレは短期的には一時上昇する可能性がある」と指摘し、ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「経済成長へのリスクは依然下方向に傾いている」としながらも、「絶対に警戒を引き下げるべきではない」「利下げについては全く議論しなかった」などとECBが利下げの可能性を示唆せず、逆に物価上昇圧力は依然として強いと主張したことで全般ユーロ買いが広がった

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


12月15日7:00時点

 

 

 

 

 


12月15日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


12月15日7:00時点

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 
オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)声明
インフレ圧力はわずかに低下したが、不確実性は依然として高い
「SNBはインフレの推移を引き続き注意深く監視していく」
「インフレが中期的に物価安定と一致する範囲内にとどまるように、必要に応じて金融政策を調整する」

ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁
SNBはもはや通貨売りに注力していない
「インフレは今後数カ月で上昇する可能性がある」
「インフレの上振れと下振れリスクの評価はバランスがとれている

英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
MPCは6対3で5.25%の据え置きを決定
「最新の予測ではCPIインフレ率は2025年末までに2%の目標に戻り、その後は目標を下回る」
「現在の金融政策スタンスは制限的」
「持続的なインフレ圧力と経済全体の回復力の兆候を引き続き注意深く監視していく」
「中期的にインフレ率を持続的に2%の目標に戻すために、十分な期間にわたって十分に制限的である必要がある」
委員会は金融政策を長期間にわたって制限的にする必要がある可能性が高いと引き続き判断している
「より持続的なインフレ圧力の証拠があれば、金融政策のさらなる引き締めが必要となるだろう」

ベイリーBOE総裁
金利がピークアウトしたとは言えない
近く利下げがあるか憶測するのは時期尚早

欧州中央銀行(ECB)声明
「金利水準は十分に長い期間維持される必要がある」
「インフレは短期的には一時的に上昇する可能性」
2024年のインフレ予想を+3.2%から+2.7%に下方修
2024年上半期もPEPP再投資を継続
PEPP再投資のペースは来年下期に減少、年末には停止
2024年のGDP見通しを+1.0%から+0.8%へ下方修

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「労働市場は引き続き経済を支えている」
「サービス活動は今後数カ月で緩和する見通し」
「外需の抑制が経済の重しに」
「景気低迷が労働者の需要を減退させている」
「12月のインフレはベース効果で加速する可能性が高い」
「EUの財政枠組み改革に速やかに同意しなければならない」
インフレは2024年にさらに緩やかに鈍化する見通し
「経済成長へのリスクは依然下方向に傾いている」
「インフレの下振れリスクには経済の減衰も含まれる」
「リスクには地政学、世界経済の脆弱性が含まれる」
「ECBは時間に依存せず、データに依存する」
「インフレ目標への道筋は以前より平坦」
「絶対に警戒を引き下げるべきではない」
「現在得られている賃金データは低下していない」
「タイムリーな賃金データも必要」
「より明確な把握には賃金データが必要」
利下げについては全く議論しなかった
「PEPPのスケジュールは金利とは無関係」
PEPP再投資の停止は全員が了承した

メキシコ中銀声明
「金利はしばらくの間現在の水準に維持する必要がある」
「今回の決定は全会一致」
「2023年第4四半期のインフレ率は4.4%になると予想」
「2024年第4四半期のインフレ率は3.5%になると予想」
「2025年第4四半期のインフレ率は3.1%になると予想」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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