スイス・英国・欧州の金融政策発表に注目! 「12月14日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年12月14日

スイス・英国・欧州の金融政策発表に注目! 「12月14日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はPPI(生産者物価指数)が発表され、市場予想・前回値を下回り、インフレ低下が確認できる結果となっています。

 

注目のFOMCで市場予想通り据え置きを発表しました。

同時に発表された経済・インフレ見通しは下方修正され、ドットチャートでは金利予想も下方修正されました。

パウエルFRB議長の記者会見では追加利上げの可能性は残しつつも、利下げについて議論したことを発言しました。

利下げが議論されたことやドットチャートが下方修正されたことで利下げ期待が加速し、米金利は低下し米10年債利回りは一時4.0051%前後と8月10日以来の低水準を更新、ドル売りが進みドル円は5時過ぎには一時142.65円まで下落しました。

 

本日はスイス・英国・欧州で金融政策が発表されるので注目しておきたいと思います。

また、ドル円は先日のフラッシュクラッシュの安値に近づいているので、安値を更新しないかにも注意しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

スイス国立銀行

注目度:やや高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:利下げ見通し

 

欧州では経済が停滞しており、スイスにも影響が出ています。

スイスもいずれ利下げに動くのではないかと思われますが、ECBよりも先に利下げに動くのか時期に注目しています。

個人的には対ユーロでフラン高になるのを嫌うのではないかと思い、ECBよりも先に利下げに動くのではないかと思っています。

スイスの利下げ時期からECBの利下げ時期が分かるのではないかとスイス国立銀行の声明文に注目しています。

 

 

 

英中銀

注目度:高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:ポンドが底堅い

ポイント:MPCメンバーの投票配分と利下げに関する言及

 

英中銀はタカ派の発言が続いていますが、利上げは終了し来年には利下げがあるのではないかと注目されています。

今回も据え置きになると予想されていますが、MPCの投票配分で据え置き票が前回よりも増えるのか?

満票で据え置きなや利下げ票が投じられないのか注目しています。

声明文で利下げに関する文言が入らないのか注目しています。

利下げ票や声明文に利下げに関する文言が出てきた場合はポンドが大きく売られるのではないかと注目しています。

 

 

 

ECB理事会

注目度:かなり高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:ユーロが底堅い

ポイント:利下げに関する内容とスタッフ予想

 

ECBは景気後退から来年は4~5回の利下げがあるのではないかと注目されています。

声明文やラガルドECB総裁の記者会見で利下げについてどのように触れられるのかに注目です。

また、今回のECB理事会は景気とインフレ見通しが発表されます。

景気見通しやインフレ見通しが下方修正されていれば利下げ期待が高まるのではないかと思います。

どこまで下方修正されるのか、利下げについて触れられるのか注目です。

 

 

 

2)経済指標

 

豪雇用統計

豪州ではあと1~2回の追加利上げが予想されていましたが、追加利上げ期待が後退してきています。

雇用統計の結果から雇用市場の緩みが確認されるようであれば、さらに追加利上げ期待が後退するのではないかと注目しています。

失業率と併せて、どのくらいの人が労働市場に参加しているのか労働参加率にも注目しておきたいと思います。

失業率が低下したとしても、労働参加率が低ければ就職を希望している人が少ないから失業率が低下しているということになり、失業率の低下が良い結果とはいえない場合もあるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

米失業保険申請件数

米国では労働市場の緩みが出始めているのではないかと注目されています。

その中で失業保険申請件数は毎週発表のため、速報性が高い指標として注目されています。

失業保険申請件数の中でも新規ではなく、継続申請の方に注目しています。

新規が多いのは転職なども含めて、新たに失業した人が多いということ。

継続申請が多いのは、失業者がなかなか新しい仕事に就けず、求職が少なくなってきていると受け止められます。

継続申請が多くなってきていることは景気後退につながる可能性が高いと思われます。

 

 

 

3)日銀金融正常化・円高

 

先週、氷見野日銀副総の発言に始まり植田日銀総裁がチャレンジング発言をしたことで、急激にマイナス金利解除期待が高まり日本の長期金利が上昇、円買いが大きく進みました。

取引量の少ない時期と時間にストップロスを巻き込んだことからフラッシュクラッシュに繋がりました。

その後、一部報道として「日銀は賃金と物価の好循環の実現に向けた十分な確証が得られていないため、マイナス金利やイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃などを今月急ぐ必要はほとんどないとの認識」との観測報道が伝わり、観測報道で下げたドル円は観測報道で全戻しする展開となりました。

昨日FOMCの結果を受けてドル安が進み、ドル円はフラッシュクラッシュで下落した安値に近づいてきています。

安値更新した場合にストップを巻き込む可能性にも注意しておきたいと思います。

来週に日銀金融政策決定会合を控えて、マイナス金利解除やYCC(イールドカーブ・コントロール)撤廃に関する観測報道などで、ボラティリティの高い相場になる可能性があります。

FOMCやECB理事会が終了すると本格的に冬休み相場になり、急激に取引量が低下しフラッシュクラッシュに繋がりやすい相場になることから、観測記事やヘッドラインには注意しておきたいと思います。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

12月14日(木曜日)

 

09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

17:30 CHF スイス国立銀行(SNB)政策金利発表

18:00 CHF ジョーダンSNB総裁記者会見

18:00 NOK ノルウェー中銀政策金利発表

21:00 GBP 英中銀(BOE)政策金利・声明文・MPC投票配分発表

22:15 EUR ECB理事会・政策金利・声明文・スタッフ予想発表

22:30 USD 米失業保険申請件数・小売売上高

22:45 EUR ラガルドECB総裁記者会見

 

 

12月15日(金曜日)

 

04:00 MXN メキシコ中銀政策金利発表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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