2021年7月26日
インフラ投資法案・債務上限問題など米議会に注目! 「7月26日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週は週後半にかけてリスクオフが後退し、リスクオンムードが進んでいます。
日本は先週末から4連休で、本日は連休明けとなります。
連休中にリスクオンムードが大きく進んでいるため、本日の東京市場で一気にリスクオンを織込むのではないかと思われます。
また、本日は重要指標も少なく、米議会や要人発言、リスク要因などでマーケットが動く可能性が高いが、何も出てこなければ週後半にFOMCを控えていることから動きづらい展開が予想されています。
目次
◎本日の注目点
1)インフラ法案・債務上限
先週、1.2兆ドルのインフラ投資法案の審議入りを問う動議が議会で否決されました。
先週の否決は「財源をどうするのか?」と増税を反対している共和党が反対したことで否決になりました。
バイデン政権としては8月の休会前に可決を目指していることから、本日も財源問題について共和党と調整すると思われます。
最終手段として単独過半数の議席を持つ民主党が「財政調整措置」を使い、強引に通過させる可能性もあります。
無事にインフラ法案が可決されれば問題ありませんが、1.2兆ドルのインフラ投資を期待して株価が上昇しているだけに、インフラ法案の可決が遅れれば株価の下落に繋がるのではないかと注目しています。
また、今週末の7月31日で債務上限の適用を停止する特例措置が終了します。
今週末の特例措置が終了すると新たに国債発行が難しくなり財源に問題が発生、国債の償還利払いに影響しデフォルト懸念が出てきます。
また、政府機関の閉鎖にも繋がります。
債務上限の適用停止措置の延長か、債務上限の引き上げを決めることができるのかにも注目しています。
2)米金利
本日は2年債の入札が予定されているので注目です。
最近の米ドルは10年債利回りよりも2年債や3年債利回りのほうが相関性が高くなっています。
本日の入札で2年債が変動した場合、米ドルにも影響すると思うので発表後の金利の動向に注目したいと思います。
3)リスクオフ
先週後半はリスクオフは後退しリスク先行ムードが高まっていますが、先週のリスクオフ要因がなくなったわけではないのでリスクオフの再燃には注意しておきたいと思います。
注意したいリスクオフ要因としては、デルタ株などのコロナ感染拡大や不安定な原油価格の下落、米中問題などがあり、後は米国の企業決算発表などから株価下落などもあるかと思います。
リスクオフを察知するため、株価や資源価格には注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月26日(月曜日)
17:00 EUR ドイツIFO景況指数
20:00 GBP ブリハBOE外部理事発言
23:00 USD 米新築住宅販売戸数
7月27日(火曜日)
02:00 USD 米2年債入札
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