2022年3月14日
ウクライナ情勢によるリスクオフは後退する? 「3月14日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週注目されていたECB理事会は、APP(資産購入プログラム)の前倒し終了を示唆する内容が発表され、一時ユーロ買いが進みました。
ただ、APP(資産購入プログラム)の前倒しは経済状況によって変わる可能性があるとの予想からユーロ買いは続きませんでした。
また、先週後半はウクライナ情勢に関するネガティブな材料にあまり反応せず、ポジティブな材料によく反応しているようで、ユーロは大きく買い戻されました。
本日は重要指標が少なく、ウクライナ情勢がマーケットの中心となるのではないかと注目しています。
また、昨日から米国がサマータイムに突入していることで、米指標や米国市場のオープンが1時間早くなっていて、マーケットの反応時間も1時間早くなっているので注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)ウクライナ情勢
本日はウクライナ情勢による地政学リスクを見極める展開となるのではないかと予想しています。
ロシアによる侵攻は変わりませんが、侵攻に関するヘッドラインが出てもユーロは反応しなくなってきています。
逆に停戦協議や、プーチン大統領が前向きな方針を…などといった観測報道でリスクオフが後退する局面が増えてきました。
そろそろウクライナ情勢に関するリスクオフは織り込みが進み、リスクオフ後退の材料を探し始めてるのではないかと考えています。
ただ、以下のようなことが出てくると再度リスクオフが進むのではないかと注目しています。
・ロシアが核を使用
・ウクライナだけでなく周辺国まで侵攻の噂
・新たな経済制裁やロシアによる報復
ネガティブな内容が発表されたときにリスクオフが進むのか?
ポジティブな内容が発表されたときにリスクオフが後退するのか?
ヘッドラインと値動きに注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
3月14日(月曜日)
ユーロ圏財務相会合
19:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言
3月15日(火曜日)
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
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