2022年4月13日
ニュージーランド・カナダで金融政策発表! 「4月13日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目されていた米CPI(消費者物価指数)が発表されました。
40年以来の高水準を記録しましたが、米ドルの動きは限定的でした。
ドル円は鈴木財務相や岸田首相から円安けん制発言が出てきたことで、一時的に円買いが進み125.11円まで下落しました。
ただ、円買いは一時的で、その後は元の水準に戻しています。
本日はニュージーランドやカナダから金融政策が発表されます。
NZドルやカナダドルの動きに注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
RBNZ理事会
注目度:高い
織り込み度:0.25%利上げを織り込み済み
バイアス:NZドル高
ポイント:追加利上げの可能性
ウクライナ情勢による地政学リスクの影響が少なく、資源高が追い風となっているオセアニア通貨。
特にニュージーランドは利上げを数回行っており、今回も0.25%利上げを織り込み済みになっています。
声明文から追加利上げの可能性が見えてくればNZドルは堅調に推移すると思いますが、引き締めの終了が見えてくるようであればNZドルの上値は重くなるのではないかと考えています。
声明文の内容に注目です。
カナダ中銀
注目度:高い
織り込み度:0.25%利上げは織り込み済み、0.5%利上げは8割織り込んでいる
バイアス:特になし
ポイント:利上げ幅と追加利上げの可能性
カナダドルは原油高など資源高を背景に堅調に推移してきました。
利上げも織り込みが進んでいたこともカナダドルが堅調に推移してきた要因です。
原油価格などは備蓄石油の放出などで上値が抑えられています。
今回の政策発表で0.25%利上げだったり、追加利上げの可能性が後退すればカナダドルの上値が重くなるのではないかと思っています。
声明文や記者会見の内容に注目です。
2)経済指標
英CPI(消費者物価指数)
英国の利上げは物価上昇を抑える為です。
物価上昇が予想以上の伸びを示した場合は、英中銀も利上げを進めざるを得ないと思われます。
CPI(消費者物価指数)が予想以上の場合は、利上げ期待に繋がりポンド買いに繋がるのではないかと思います。
米PPI(生産者物価指数)
昨日の米CPI(消費者物価指数)は40年以来の高水準を記録しています。
本日発表されるPPI(生産者物価指数)は企業が仕入れる際の価格に関係する指標です。
PPI(生産者物価指数)が予想以上の結果となれば企業の仕入れ価格が上昇し、企業は仕入れコストを商品価格に転嫁するため物価上昇に繋がります。
今後の物価上昇を見るうえでも、本日のPPI(生産者物価指数)に注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
4月13日(水曜日)
09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
11:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
15:15 JPY 黒田日銀総裁発言
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)(改定値)
21:30 USD 米PPI(生産者物価指数)
23:00 CAD カナダ中銀金融政策発表
23:30 USD 原油在庫量
4月14日(木曜日)
00:00 CAD マックレムBOC総裁記者会見
02:00 USD 米30年債入札
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
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