ブラックアウト期間前で要人発言に注目の1週間! 「11月30日週の注目点とイベントスケジュール」

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2020年11月29日

ブラックアウト期間前で要人発言に注目の1週間! 「11月30日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週はリスクオンが進み資源国通貨が買われ、ドル安・円安・フラン安が進みました。

また原油価格は45ドルまで上昇し、金価格は大きく下落、恐怖指数と言われるVIX指数は節目とされる「20」を一時下回りました。

 

注目されていた英EU離脱協議は、結論が出ないまま週末も交渉を継続しています。

また、米国は先週末が感謝祭と感謝祭翌日でマーケット参加者が少なかったことから、週明けの動きが気になります。

 

目次

◎今週の注目点

 

1)要人発言

 

今週はFOMCブラックアウト期間前の週で米要人発言に注目が集まります。

特に米財務省はFRBに対し余剰資金の返還を求め、FRBは反対の立場をとりながらも対立を避けるために余剰資金を返還しました。

FRBは今後の金融政策についてどのように考えているのか、12月のFOMCで政策変更やフォワードガイダンスが出てくるのか注目です。

また、パウエルFRB議長とムニューシン財務長官の議会証言が予定されています。

余剰資金を返還したことで財務相がどのように資金配分するのか、FRBは議会に対しコロナ対策費の延長をどこまで求めるのか注目です。

 

米国以外では、ロウRBA総裁やラガルドECB総裁の発言も予定されており注目されています。

今週はRBA理事会もあるので、金融政策発表後にロウRBA総裁が何を発言するのか、見通しや今後の金融政策について発言が出てこないか注目です。

ラガルドECB総裁は、コロナ感染がピークアウトして感染者数が減ってきている欧州の状況と、12月のECB理事会で政策変更が示唆されており、どのような内容の政策が出てくるのかについて発言が出てこないか注目です。

 

 

 

2)経済指標

 

今週は月初めの週ということで雇用統計やISMの発表が予定されています。

コロナ感染者数が増加している米国で、どのくらいの失業者が出ているのか、部分的に外出規制などが出ている状況でどこまで景況感が下がるのか、指標結果を受けて米株価がどのように動くのか注目です。

 

また米国以外では、豪GDP や小売売上高、カナダGDPや雇用統計なども予定されています。

ともに、資源国通貨としてリスクオンが進む現在、堅調に推移している通貨だけに指標結果と値動きに注目したいと思います。

 

 

 

3)離脱協議

 

英国とEUの離脱協議は続いており、いつ合意のヘッドラインが出てもおかしくない状況です。

ただ、英国側が妥協して決着かと思われましたが、英国は強気な姿勢のまま。

EUも加盟国の中でまとまっていない状況です。

 

揉めている点は漁業権や補助金問題、司法権などで、この問題を解決できるのかが注目。

もしくはこの問題だけ先送りして部分合意をするのか、それとも交渉決裂となるのか、今週も交渉の進展関連のヘッドラインでポンドが上下に動く展開が予想されます。

 

 

 

4)原油価格

 

コロナワクチンの有効性や承認に関する報道が出てきたことで、コロナ不安が後退して景気回復が期待されています。

このことからリスクオンが進み、原油需要も戻ってくるのではないかと原油価格は45ドルまで戻してきている状況。

 

ただ、今週はOPECプラス会合が予定されており、協調減産が緩和されるのかに注目が集まっている。

産油国の損益分岐点は40ドルではないかとみており、45ドルまで上昇してきている状況で減産に不満を抱く国が出てきていると思います。

協調減産をどこまで続けるのか、減産緩和に繋がるのか、原油価格の動きはどうなるのか注目です。

 

 

 

5)リスクオン

 

コロナワクチンに関する報道とコロナ感染者増加の間でマーケットは揺れ動いています。

欧州ではやっと感染拡大がピークアウトして減少傾向が見えてきている状況で、このままいくと今週もリスクオンが続くのではないかと予想しています。

 

リスクオンが進むのか次のポイントを注目しておきたいと思います。

・株価が上昇するのか?

・VIX指数は下落し「20」を割り込むことが出来るのか?

・金価格は下落するのか?

 

また、リスクオンが進むと金利が上昇する可能性があります。

米金利が上昇すると、ドル買いが進む可能性があるの金利とドルの動きに注意しておきたいと思います。

 

 

◎今週のイベントスケージュール

 

 

11月30日(月曜日)

 

OPEC会合

ユーロ圏財務相会合

 

09:00 NZD NZ企業景況感指数

10:00 CNY 中国製造業PMI

19:00 EUR ラガルドECB総裁発言

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

23:30 GBP テンレイロBOE外部理事

 

 

12月1日(火曜日)

 

OPECプラス会合

EU財務相理事会

 

00:00 USD 米中古住宅販売保留

08:30 JPY 日本失業率

09:30 AUD 豪建築許可件数

10:45 CNY 財新製造業PMI

12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表

15:45 CHF スイスGDP

17:45 EUR イタリア製造業PMI(改定値)

17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)・失業率

18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)

18:30 GBP 英製造業PMI

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

22:30 CAD カナダGDP

23:45 USD 米製造業PMI(改定値)

 

 

12月2日(水曜日)

 

00:00 USD ISM製造業景況指数

00:00 USD パウエルFRB議長、ムニューシン財務長官発言(上院議会で証言)

02:00 USD ブレイナードFRB理事発言

02:00 EUR ラガルドECB総裁発言

03:15 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

05:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言

09:00 AUD ロウRBA総裁発言

09:30 AUD 豪四半期GDP(7~9月期)

16:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)

22:15 USD ADP雇用統計

 

 

12月3日(木曜日)

 

00:00 USD パウエルFRB議長、ムニューシン財務長官発言(下院議会で証言)

00:30 USD 原油在庫量

03:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

04:00 USD ベージュブック(米地区連銀経済報告)

06:45 NZD NZ住宅建築許可件数

10:45 CNY 財新サービス業PMI

16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)

17:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)

17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)

18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)

19:00 EUR ユーロ圏小売売上高

22:30 USD 米新規失業保険申請件数

23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

 

 

12月4日(金曜日)

 

00:00 USD ISM非製造業景況指数

09:30 AUD 豪小売売上高

18:30 GBP 英建設業PMI

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給・貿易収支

22:30 CAD カナダ雇用者数増減・失業率

 

 

12月5日(土曜日)

 

00:00 USD ボウマンFRB理事発言

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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