2022年4月29日
中国リスクに注意しておきたい! 「4月29日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は日銀金融政策決定会合で現状維持、緩和政策の維持、毎営業日指値オペを実施を発表しました。
今週に入りYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲット変更があるのではないかとの思惑から円高が進んでいましたが、現状維持を発表したことで円は売り戻され、さらに毎営業日指値オペを実施すると発表したことで円安容認・円安誘導と受け止められ円安が進み、ドル円は一時131.25円と2002年4月以来20年ぶりの高値を更新しました。
本日は昭和の日で東京市場は休場です。
昨日の円安の流れが続くのか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)中国リスク
中国では感染拡大によりロックダウンが継続、拡大して景気後退が懸念されています。
今日・明日には中国の製造業・非製造業PMIや財新PMIが発表されます。
PMIの結果が予想より弱く、景気見通しが弱かった場合は世界的な株価の重しとなり、リスクオフに繋がるのではないかと注目しています。
特に中国製造業・非製造業PMIは土曜日発表で、マーケットクローズ後なので週明け窓開けリスクにつながるので注意しておきたいと思います。
2)経済指標
欧州GDP・HICP(消費者物価指数)
先週デギントスECB副総裁が7月利上げに関して発言したことでユーロが急騰する場面がありました。
主要中銀で引き締めが進む中でECBも利上げ観測が高まってきています。
本日はフランスやドイツのGDP速報値やHICP(消費者物価指数)の速報値が発表されます。
予想以上の数字が出てきた場合は利上げ期待が高まり、ユーロ買いが進むのではないかと注目しています。
PCEデフレーター
先日発表されたCPI(消費者物価指数)では前回発表値を下回ったことで、米国のインフレはピークアウトに差し掛かっているのではないかとの見方があります。
FRBが注目している指標はCPI(消費者物価指数)よりもPCEデフレーターなので、もしPCEデフレーターが前回発表値を上回る結果となればインフレはまだまだ進んでいるとの見方となり、利上げ加速に繋がるのではないかと注目しています。
カナダGDP
カナダは先日の金融政策発表で0.5%利上げを発表し、引き締め姿勢を示しています。
本日発表されるGDPが強い結果となれば、追加利上げの可能性高まり、カナダドルの上昇に繋がるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
4月29日(金曜日)
東京市場休場(昭和の日)
10:45 CNY 財新製造業PMI
14:30 EUR フランスGDP(速報値)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)
17:00 EUR ドイツGDP(速報値)
18:00 EUR ユーロ圏GDP(速報値)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
4月30日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI
10:45 CNY 財新サービス業PMI
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