2021年3月10日
今週最注目の米10年債入札! 「3月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はドル円急落、米金利利回り低下によるドル売りが進みました。
これまで上昇を続けてきていた米金利と米ドルに調整が入ったと思われます。
昨日の米3年債入札も堅調な結果に終わったことも金利低下の追い風となっているようです。
国債入札は今週予定されている3年債、10年債、30年債合計で1200億ドルの入札が予定されています。
FRBの月間緩和政策で購入予定が800億ドルということを考えると、大量の国債が入札される予定となっています。
このことを考えると入札が与えるマーケットへの影響は大きそうです。
なかでも基準とされやすい10年債は注目度も高くなっていて、マーケットの影響も大きそうです。
目次
◎本日の注目点
1)金利
本日、今週最大の注目点である米10年債入札が予定されています。
昨日は3年債が入札され、堅調な結果であったことから金利は低下し、ドル安が進みました。
本日の10年債入札のほうが注目度は高く、本日の入札結果次第で金利は急騰・急落する可能性は高く、ドルの動きは荒い展開が予想されます。
入札結果と金利、米ドルの動きに要注目です。
また、日本の金利も先週末に一旦低下しましたが、再度上昇してきています。
また、低下するのか、それともYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲット上限を目指していくのか注目。
米金利の動きと合わせ、日米金利差にも要注目です。
2)カナダ政策金利発表
カナダはコロナによる経済悪化から、追加緩和の可能性が噂されています。
ただ、足元ではカナダの主要産業である原油価格は60ドル後半まで上昇しています。
ポジティブな要因とネガティブな要因がある中で、追加緩和があるのか注目が集まっています。
追加緩和がない場合、声明文で追加緩和の可能性が示唆されるのかにも注目です。
3)CPI(消費者物価指数)
米国ではバイデン政権が進める追加経済対策案の可決がほぼ確実視されています。
大規模な財政支出が予定される中でインフレが懸念されています。
まだ急激にインフレが進むことは少ないと思いますが、いずれインフレが大きく進み引き締めに動かなくてはいけない時期が来ると思われます。
今後、CPI(消費者物価指数)に注目が集まる時期が来ると思うので、今のうちから注意しておきたいと思います。
また、CPI(消費者物価指数)による金利の動きにも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月10日(水曜日)
09:30 AUD 豪建築許可件数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
3月11日(木曜日)
00:00 CAD カナダ政策金利発表
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD 米10年債入札
04:00 USD 米月次財政収支
07:00 AUD ロウRBA総裁発言
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