2022年4月20日
指値オペとG20財務相・中央銀行総裁会議で円相場はどうなる? 「4月20日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は円独歩安、ドル円は127円からイッキに129.30円まで上昇しました。
日銀総裁や政府から円安けん制発言は出ているものの、円安進行を抑制するには至らず円安が進んでいます。
本日も円の動きがマーケットの中心となるのではないかと考えています。
円の動きに大きく影響しそうな指値オペとG20財務相・中央銀行総裁会議に注目です。
目次
◎本日の注目点
1)円安
昨日も円安はイッキに進み、本日早朝にドル円は129.30円まで上昇しています。
昨日だけで2円の上昇と急激な円安が進んでいる状況で、本日も円安が進むのではないかと注目しています。
日銀や政府からの発言は実行力がなく、材料視されていないどころか円安加速の要因になっているようです。
円安をどこまで容認するのか、実弾での介入がいつ出てくるのかに注目。
また本日はG20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。
注目は円安について議論されるのか、声明が出てくるのかです。
ここで円安について全く触れられなければ一気に円安が進む要因となるのではないかと考えています。
G20財務相・中央銀行総裁会議がどこまで円安抑制の材料となるか注目です。
あと、日本の10年債利回りが上昇してきて、日銀のYCC(イールドカーブ・コントロール)ターゲットに近づいています。
ここまで円安が進んでいる状況でも指値オペを実施するのか、見送るのか注目されています。
指値オペを実施すれば円安が進むのではないかと考えています。
2)カナダCPI(消費者物価指数)
カナダは先日の金融政策発表で0.5%利上げを発表しています。
今後もインフレが進むようであれば積極的に引締めるとの声明も出していることから、カナダのインフレがどこまで進んでいるのかCPI(消費者物価指数)の結果に注目が集まります。
予想以上の結果、前月以上の結果が出てくるようであれば、追加利上げの期待が高まりカナダドル買いに繋がるのではないかと注目しています。
3)要人発言
本日は欧州やFRB要人の発言が多数予定されています。
中銀の金融政策に注目が集まっているだけに、要人発言に注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月20日(水曜日)
G20財務相・中央銀行総裁会議
09:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
20:15 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
21:30 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
23:30 USD 原油在庫量
23:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
4月21日(木曜日)
日米財務相会談
00:30 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
02:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
03:00 USD 米ベージュブック(地区連銀経済報告)
07:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)
10:30 AUD 豪小売売上高
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