2022年3月18日
日銀は緩和政策を維持するのか? 「3月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、トルコ政策金利発表は据え置きを発表、一部では利上げ期待があっただけに発表後はトルコリラ売りが進みました。
トルコの長期金利はさらに上昇し、10年利回りは26%を超えています。
英中銀も金融政策を発表し、市場予想通り0.25%利上げを発表しました。
ただ、全会一致もしくは0.5%利上げ票が入る可能性も噂されていたので、据え置き票が1票投票されたことに驚きポンドは急落しました。
据え置き票はカンリフBOE副総裁が投票しています。
声明文で今後の利上げ期待が後退していたこともポンド売りの要因となっています。
米英で利上げが進む中、日銀が本日の政策発表で緩和政策を維持するか、円売りが進むのか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)日銀金融政策決定会合
注目度:やや高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:円安
ポイント:物価高に対する考え方
日銀は現在の緩和政策を維持すると前回の会合で発表しています。
ただ、ウクライナ情勢を受けて日本でも物価上昇が始まっています。
日本の物価が2%を超えた場合でも緩和政策を継続するのか、それとも2%を超えた場合は緩和を終了するのか、声明文と記者会見に注目です。
緩和継続を強調した場合、イッキに円安が進む可能性があるので注目したいと思います。
2)ウクライナ情勢
ウクライナ情勢は地政学リスクとしては後退しています。
マーケットも楽観視してきているのではないかと注目しています。
ネガティブな内容にもあまり反応しなくなっています。
ここからはリスクオフに進んでいくのではないかと考えています。
ただ、マーケット全体が油断している状況で、以下のような事があると再度リスクオフが進む可能性があるのでリスク管理だけはしておきたいと思います。
・ロシアが核を使用
・ウクライナだけでなく周辺国まで侵攻の噂
・新たな経済制裁やロシアによる報復
◎本日のイベントスケジュール
3月18日(金曜日)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
21:30 CAD カナダ小売売上高
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
3月19日(土曜日)
01:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
01:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言(23年投票権)
04:00 USD ボウマンFRB理事発言
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