日銀・FRBの政策リスク、ウクライナリスク、リスク要因にい注目の1週間! 「2月14日週の注目点とイベントスケジュール」

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2022年2月13日

日銀・FRBの政策リスク、ウクライナリスク、リスク要因にい注目の1週間! 「2月14日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は米国のCPI(消費者物価指数)が予想を上回る結果となり、米金利はCPI(消費者物価指数)の結果を受けて一時2.0451%まで上昇し、2019年8月以来の高水準を更新しています。

マーケットでは予想を上回る物価上昇にFRBが緊急利上げを実施するのではないかとの噂が広がり、金利はさらに上昇し株価は下落しました。

 

日銀は上昇した金利を抑える為に指値オペを通告、14日に0.25%で無制限に買い入れると通告しています。

世界的に金利が上昇する中で、日本だけが金利の上昇を抑制される状況になり、金利差が拡大していく展開になり円安が進むのではないかと円売りが進みました。

 

週末土曜早朝に、日本や英国や米国はウクライナから退避勧告が出るなど、ウクライナを巡る地政学リスクが高まりリスクオフ。

円高がイッキに進みました。

 

今週はウクライナ情勢のリスクオフが進むのか、織り込まれて後退していくのかが注目される展開となりそうです。

 

また、日銀の指値オペやFRBの緊急利上げなど政策に注目が集まるのではないかと注目しています。

米国の生産者物価指数など物価に繋がる指標の発表されるので、また緊急利上げの噂が広がるのではなないか、FOMC議事要旨に注目が集まるのではないかと思っています。

 

目次

◎今週の注目点

 

1)中央銀行

 

FRB

緊急利上げ・臨時FOMCに注目。

先週のCPI(消費者物価指数)が予想以上の高水準だったことで、FRBが臨時のFOMCを開催し、緊急利上げを実施するのではないかと噂が出ています。

事実はどうかわかりませんが、噂が出たことでマーケットは利上げを意識し株価は下落、金利は上昇しました。

今週も指標や要人発言から、緊急利上げの噂が出てくるようであれば金利が上昇し株価の上値が重くなる可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

日銀

先週、日銀は14日に指値オペを実施すると通告、マーケットは円安で反応しました。
14日(月曜日)に指値オペが実施された場合に、マーケットが円安に反応するのか、また指値オペが14日(月曜日)だけで終了するのかに注目。

世界的に金利が上昇する中で、日本だけが金利の上昇を抑制するのか注目です。

 

 

トルコ中銀

トルコは今週、政策発表が予定されており据え置きが予想されています。

トルコリラは安値圏を推移しており、金融政策次第では再度下落する可能性があります。

政策金利の利下げや、利下げのヒントが出てくるようであれば、トルコリラの下落の可能性もあるので要注意です。

 

 

 

2)ウクライナ情勢

 

ウクライナを巡りリスクオフが進んでいます。

先週金曜(日本時間土曜早朝)に日本・英国・米国は、それぞれの大使館員や国民などにウクライナからの撤退を表明。

米国はロシアが近いうちにウクライナへ侵攻すると発表しています。

12日にはロシアと米国・フランスの首脳会談が予定されていますが、解決に向かうのは難しいのではないかと見られています。

マーケットはリスクオフが進んだことで株価は下落、安全資産である金や円・フラン買いで反応しています。

今週もウクライナ情勢を巡るリスクオフがマーケットの方向性を決めるのではないかと注目しています。

 

 

 

3)経済指標

 

英雇用統計・CPI(消費者物価指数)

英国でも物価上昇が問題となっており、利上げ観測が進んでいます。

追加利上げの回数、次回は0.5%の利上げもあるのではないかと予想され、ポンドが底堅く推移しています。

今週は雇用統計とCPI(消費者物価指数)の発表があり、物価上昇が予想以上であればさらなる利上げ観測が進み、ポンドの下支えとなるのではないかと注目しています。

雇用統計では、雇用者数や失業率よりも平均賃金に注目。

平均賃金が前回よりも上昇していた場合、予想よりも上回っていた場合は、人件費の高騰と見られ、物価上昇の要因とみられます。

そして、次の日発表されるCPI(消費者物価指数)の数字が予想よりも上昇していた場合は、利上げ観測が進むのではないかと思われます。

 

 

豪雇用統計

豪州では雇用状況が注目され、中でも労働参加率が重要視されています。

なかでも労働参加率に注目です。

雇用者数や失業率の改善は、求職者が減っていることで改善されていると見られていることから、どのくらいの人が経済に参加しているのか、コロナ禍からどのくらいの人が復帰してきているのかに注目が集まっています。

なので、労働参加率が上昇しているうえで、雇用者数や失業率が改善しているかがポイントになってきます。

 

 

カナダCPI(消費者物価指数)

米国や英国など、主要国が利上げに向かう中でカナダも利上げが注目されています。

カナダのCPI(消費者物価指数)が予想以上に上昇していた場合は、3月利上げの可能性が一気に高まりカナダドルが買われるのではないかと注目しています。

カナダは原油価格の上昇などから、利上げ環境は整ってきているのではないかと注目されています。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

2月14日(月曜日)

 

 

2月15日(火曜日)

 

01:00 EUR ラガルドECB総裁発言

08:50 JPY 日本10~12月期GDP(速報値)

09:30 AUD RBA理事会議事要旨

16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

19:00 EUR ドイツZEW景況感指数

19:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数・10~12月期GDP(改定値)

22:30 USD 米PPI(生産者物価指数)・ニューヨーク連銀製造業景況指数

 

 

2月16日(水曜日)

 

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)

22:30 USD 米小売売上高

22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

 

 

2月17日(木曜日)

 

G20財務相・中央銀行総裁会議

 

00:30 USD 原油在庫量

03:00 USD 米20年債入札

04:00 USD FOMC議事要旨(1月26日分)

09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

20:00 TRY トルコ政策金利発表

22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・失業保険申請件数・建築許可件数

23:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

 

 

2月18日(金曜日)

 

G20財務相・中央銀行総裁会議

 

01:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言(22年投票権)

07:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(22年投票権)

08:50 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

16:00 GBP 英小売売上高

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)

22:30 CAD カナダ小売売上高

 

 

2月19日(土曜日)

 

00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

00:00 USD 米中古住宅販売戸数

00:45 USD ウォラーFRB理事、エバンス・シカゴ連銀総裁発言(23年投票権)

01:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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