2019年7月30日
日銀政策金利発表! 手詰まり感を払拭できるのか!? ~7月30日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、重要指標もないことから、あまり動かないかと思っていたらロンドンFIXにかけてのユーロ買いフローが出たとの事、大きくユーロが買われ円が売られたようです。
また、スイス国立銀行(SNB)がフラン売り介入に踏み切ったとの情報もあります。 これもユーロ買い要因の一つかもしれません。
それ以外では、Brexit合意なき離脱の可能性が高まり、1日を通してポンドが売られ続けました。
目次
◎本日の注目点
1)日銀金融政策決定会合
本日は日銀が金融政策発表されます。 予想では政策変更なし。 フォワードガイダンスの変更「2020年春まで低金利」を「2020年夏もしくは秋」になるのではないかと予想されています。
ただ、フォワードガイダンスの変更だけで大丈夫なのか!? FRBやECBなど世界的に緩和傾向にある中、日銀は手詰まりではないのか!? というところが注目されています。 そのため、声明文と15:30~の黒田日銀総裁の記者会見に注目が集まり、ここで手詰まり感を払拭できるのかに注目です。
かなり、難しいかじ取りになりそうな気がしています。 円高回避できるのか注目です。 個人的には円安に動いたところを円買いポイント探しにしたいと思います。
2)米中閣僚級貿易通商協議
本日から2日間の日程で米中閣僚級協議が予定されています。 先日、トランプ大統領は中国が途上国としているのはおかしいと批判。 また、通貨安誘導も批判しています。 その他に、香港デモや台湾の国家扱いなど米中間では問題が山積みです。 その中で、どこまで話が進むのか注目です。 進展状況や米国・中国の要人発言などヘッドラインに注目です。
3)Brexit交渉とポンド安
昨日のジョンソン英首相やラーブ外相の発言、EU側からの発言で合意なき離脱の可能性が高まりポンドが大きく売り込まれています。
Brexit交渉についての発言や、離脱案交渉の状況に注目です。 また、本日はアイルランド政府と話し合うと情報が出ています。 これだけ大きく売られたポンドです。 ポジティブな要因が出てきた場合、巻き戻し調整買いが出てくるかもしれません。要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
7月30日(火曜日)
米中閣僚級貿易通商協議
大統領選に向けた民主党討論会
07:45 NZD 建築許可件数
10:30 AUD 建築許可件数
12:00前後 JPY 日銀金融政策決定会合・政策発表
14:30 EUR フランス四半期GDP速報値
15:00 EUR Gfkドイツ消費者信頼感指数
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
16:30 SEK スウェーデンGDP
18:00 EUR ユーロ圏経済信頼感指数・消費者信頼感指数
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 USD PCEデフレーター・コアデフレーター
23:00 USD 消費者信頼感指数
7月31日(水曜日)
08:01 GBP Gfk英消費者信頼感指数
10:00 CNY 製造業PMI
10:00 NZD NBNZ企業信頼感指数
10:30 AUD 四半期CPI(消費者物価指数)