2021年6月3日
明日の雇用統計の前哨戦、ADP雇用統計に注目! 「6月3日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は雇用統計を控えて動きづらい状況、様子見姿勢が強い相場でした。
多くの通貨ペアでレンジ相場となっています。
トルコリラは昨日早朝のエルドアン大統領の発言で大きく下落しましたが、その後トルコ中銀の総裁の発言で持ち直しています。
ただ、トルコリラの危うさは残っており、リラ安警戒は続けていきたいところです。
本日NY時間では注目指標や要人発言が予定されていますが、それまでは昨日同様に様子見姿勢が強く、リスク要因のヘッドラインに気をつける展開となりそうです。
目次
◎本日の注目点
1)米指標
ADP雇用統計
米国では引き締め政策が注目されていて、政策判断に大きな影響を持つ雇用統計に注目が集まっている。
明日のNFP雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計も注目が集まっています。
本日のADP雇用統計予想は65万人で、結果がどのくらい乖離するのか注目です。
ISM非製造業景況指数
ワクチン接種が進み、外出や飲食店の規制が解除されていることからサービス業の景況感は高くなっていると思われます。
このことから上振れ期待が高いので強い数字にはあまり反応せず、結果が下振れした場合に過敏に反応するのではないかと思います。
結果が下振れしないか注意して見ておきたいと思います。
2)要人発言
本日は日付が変わっ手から要人発言が多数予定されています。
ハト派な発言は予想されていることから反応は限定的。
タカ派な発言が出てきた場合、引き締め期待が進み金利上昇、株価下落、米ドル買いが進むのではないかと注目しています。
特に明け方のクオールズFRB副議長の発言に要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
6月3日(木曜日)
10:30 AUD 豪貿易収支
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 米新規失業保険申請件数
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
6月4日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
01:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
01:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
02:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
02:50 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
04:05 USD クオールズFRB副議長発言
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