2021年3月26日
月末、週末でリスク要因に注目! 「3月26日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米国債の入札が注目されました。
入札は軟調だったにもかかわらず、米金利の上昇は限定的でした。
金利の上昇が限定的だったことは米株の上昇に繋がり、リスクオフを計る指数の1つ、VIX指数は節目を割り込み低下しています。
ここからリスクオンの流れになるのか、リスクオフの流れになるのか方向感を模索する展開になっています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
今週はリスク要因、もしくはリスク要因の火種になりそうなことがいくつか出てきました。
このようなリスク要因に火が着き、来週窓開けしないか注意が必要です。
注目しているリスク要因は以下の通りです。
コロナ感染拡大
欧州などでコロナの感染再拡大により再度のロックダウンの突入するなど、コロナリスクが再燃しています。
ワクチンの確保で各国と対立なども出てきています。
コロナの感染拡大は経済回復期待の後退に繋がり、資源価格の下落などに繋がり、資源国通貨の下落に繋がります。
週末に大きな感染拡大などが発表されると、週明け資源国通貨の下落に繋がるかもしれません。
北朝鮮
先週末から今週にかけて、北朝鮮は短距離弾道ミサイルを数発撃ってきました。
今のところ、短距離ということもありマーケットの反応は限定的ですが、週末にさらなる弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があります。
仮に日本冗句を飛び越えるようなミサイルなどを発射した場合は、マーケットもリスクオフで反応するのではないかと思います。
また、バイデン大統領も北朝鮮のミサイル問題に触れており、米国の北朝鮮制裁などが出てこないかも注目です。
中国新疆ウイグル自治区
対中包囲網が進む中で、中国の動きによりリスクオフに要注意です。
日米印豪からの中国圧力、欧州からの中国制裁、英国からの中国制裁など、各方面から対中圧力が強まっています。
これに対し中国も不買運動や、関税、輸出規制などあらゆる手段で対抗しています。
週末に新たな対抗手段や制裁などが発表されれば、リスクオフの要因となるので注意しておきたいと思います。
タンカー
先日スエズ運河で日本船籍のタンカーが座礁し、運河を封鎖しているという報道がありました。
現在対処しているようですが、2~3週間かかるという噂も出てきており、物流の遅れなどが懸念されています。
物流の遅れによる資源価格への影響や、製造業の遅れなどに影響するようであればリスクオフになってしまうので注意しておきたいと思います。
また、スエズ運河のタンカーは事故だと思いますが、アラビア海ではイスラエルの船がイランによって撃たれたとの報道が出てきています。
こちらは事故というよりテロや武力衝突の可能性が高く、中東リスクに繋がりかねないかなと思い注視しています。
トルコ
今週は、エルドアン大統領の中銀総裁解任により、トルコリラが暴落するという週明けとなりました。
トルコでは利下げが警戒されており、格付け会社もトルコに関する発言が増えています。
週末に格下げなどが発表されたりすると、週明けに再度リラ下落でスタートする可能性があるので注意しておきたいと思います。
このように週末リスクに備えて、週末のポジション量調整はしっかりしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
3月26日(金曜日)
EUサミット(首脳会談)
16:00 GBP 米小売売上高
17:30 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
18:00 EUR ドイツIFO景況指数
21:00 GBP ソーンダースBOE外部理事発言
21:30 USD 米PCEデフレーター
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
3月27日(土曜日)
01:45 GBP テンレイロBOE外部理事発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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