2022年7月22日
欧米英の製造業・サービス業・総合PMI(速報値)に注目! 「7月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の日銀金融政策決定会合は市場予想通り、現状維持を発表し、必要であれば追加緩和の可能性を維持しました。
発表を受けて円安が進む場面がありましたが、その後は一転円買いが進みドル円は137円まで下落しています。
トルコは予想通り据え置き、発表後のトルコリラはやや軟調で推移しています。
注目のECB理事会は市場予想の0.25%利上げではなく、0.5%利上げを発表しユーロ買いが進みました。
ただ、その後の記者会見で「大幅利上げを発表したが、トータルの利上げ幅には変更なし」としたことでユーロは反転売りで反応しています。
今日は注目の製造業・サービス業・総合PMIが発表されます。
物価高や中銀による引き締めでどこまで景況感が悪化しているのか注目です。
目次
◎本日の注目点
1)製造業・サービス業・総合PMI
世界的に物価上昇が問題となり、各国中銀が引き締めを加速させています。
引き締めを進めることで景気後退が懸念されています。
どこまで景気後退を懸念しているのか、各国の景況感を確認するためにPMIに注目です。
また、今回のPMIは速報値なので予想と結果の乖離が大きくなる可能性があるので注目です。
欧州(フランス・ドイツ・ユーロ圏)
昨日のECB理事会で大幅利上げを発表し、次回の理事会でも利上げを示唆しています。
ただ、予想以上にPMIが悪化していた場合は利上げの足枷になる可能性があるので要注目です。
英国
政治不安、人手不足など多くの問題から景気後退(リセッション)が懸念されています。
どこまでPMIが悪化しているのか注目です。
米国
欧州や英国に比べて景気が底堅いと思われ、FRBも大幅利上げを進めています。
PMIが予想よりも悪化していた場合は利上げの鈍化に繋がるのではないかと思っています。
逆に予想よりも良かった場合は、再度1.00%利上げの可能性が浮上してくるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
7月22日(金曜日)
08:30 JPY 日CPI(消費者物価指数)
16:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
21:30 CAD カナダ小売売上高
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
7月23日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント